あらすじ
妻の乙美を亡くし気力を失ってしまった良平のもとへ、娘の百合子もまた傷心を抱え出戻ってきた。 そこにやってきたのは、真っ黒に日焼けした金髪の女の子・井本。 乙美の教え子だったという彼女は、乙美が作っていた、ある「レシピ」の存在を伝えにきたのだった。 大切なひとを亡くしたひとつの家族が、再生へ向かうまでの四十九日間を描いた、感動の物語。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
百合子
三十八歳。五歳のとき、動物園に行った日。父に乙美を紹介された。お弁当を食べようと差し出した重箱をたたき落とした。乙美お母さんを縮めてオッカと呼んでた。
乙美
継母。父との間に子をもうけぬまま、七十一歳でこの世を去った。
熱田良平
百合子の父親。警備の仕事をしていた。釣りに出かける際に乙美が作ったコロッケサンドのソースがしみていて怒鳴りつけ持って行かなかった。
井本幸恵
十九歳。乙美がボランティアで絵手紙を教えていた福祉施設の生徒。乙美から、自分が死んだら、捨てるものとか整理するものがいっぱいあるから片付けとかの面倒を見て欲しいと頼まれていた。
万里子
百合子の産みの親。熱田の先妻。百合子が二歳の時に病死。
浩之
百合子の夫。都内で進学塾を経営。進学塾の事務をしている女と浮気している。
珠子
熱田の実姉。
笹原亜由美
浩之が経営する進学塾の事務員。浩之の子を妊娠した。
美保
浩之の妹。
カルロス・矢部
自動車関連会社の工場で働いていた日系ブラジル人。ハルミと呼ばれている。
カイト
亜由美の息子。
聡美
「リボンハウス」の元園長。乙美が独自時代に働いていた病院の同僚でもある。