【感想・ネタバレ】賃金・賞与制度の教科書 これからの賃金政策を創造するための羅針盤のレビュー

あらすじ

わかりやすい解説と豊富な図表で、賃金・賞与の基礎知識と設計の考え方を指南。人材マネジメントの中核となる賃金制度の変遷と基本を学び、企業の発展を支えるこれからの賃金政策を考えるために

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Posted by ブクログ

人事領域のブラックボックス。賃金の変遷が丁寧に描かれてます。

私自身賃金制度改定に着手しておりますが、例えば賃金や諸手当をどのように変更できるのかなど困ったことに関しては一通り記載されております。
なぜ日本の賃金体系が現在の形になっているのか。一般論としてこの疑問を理解することが賃金改定を説明する上で参考になります。そのため、最先端の人事制度というより、古き良き日本の人事制度改定に着手する立場の方が読むと参考になるという印象です。

このような問題意識をお持ちの方にお薦めです。
「自社の歴史は把握しており、もちろん給与の仕組みも知っている。しかし、現在の自社の制度及び新たな制度を導入した場合に他社と比べどのような位置付けにあるのかよくわからない。」
「賃金制度を変更する際に従業員にとって問題とならないような内容やその手順を知りたい。」

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2021年07月09日

Posted by ブクログ

賃金制度に関する概説書。「教科書」というだけあって、細かな論点まで詳細にカバーしている。少ないページ数でここまで説明しているのは意外。
また、制度と運用は必ずしも一対一で対応しないしその必要もないこと(例えば、年功的な賃金制度を持っていても成果主義的な運用はあり得るし、その逆もまたある)をちゃんと明示しているところも地味にいい。制度と運用の非対応は意外と理解されていない論点で、人事コンサルタントでもわってない人は多い(外資しか知らない人事コンサルの人は特にその傾向があるように思う)。
ちょっと読みにくいところもあるけど、腰を据えてきちんと制度設計に取り組みたいなら、本書を熟読することはとても有益だと思う。

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2015年05月10日

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