あらすじ
100万部突破の「もぐら」シリーズの著者による警察アクション小説が、文春文庫初登場!
畑中圭介の現職は、大分県警刑事研修所、通称「刑事学校」の教官。
「刑事学校」とは、新たに刑事となる若手警察官に、操作術と刑事魂を実地で教え込む場である。
6名の新米刑事を生徒にして教育中に畑中は、地元の殺人事件の捜査に生徒たちを率いて参加する。
温泉都市・別府市の郊外で、立石健吾が他殺体で発見された。
立石は畑中の小中学校時代の同級生で、当時から名うての問題児だった。
数年前東京から別府に戻ってきたが、高校進学からの数年間、人生の空白期間があった。畑中は刑事学校の生徒たちに探らせる一方、独自のルートで事件の背景を探る。
やがて事件の背後に、IR(統合型リゾート・カジノ)新設利権に絡む政治と裏社会の癒着が見えてきた……。
文庫オリジナルの痛快警察アクション!
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Posted by ブクログ
他の人の感想から余り期待していなかったが、案外面白く読めました。残念なのは最期の部分が中国が出て来て公安絡みで 何となく終わるかなと思いましたが そこはハズレましたが なんかサッと終わった感は強い。
Posted by ブクログ
我が故郷のO県が舞台なので読んでみた次第。
・・・・・しかし、何故にO県?
主人公の幼馴染があちこち配されすぎてたり、新米たちが全員そこそこ仕事ができたりと、御都合主義的な面も少し見えたりするものの、お話の舞台に知ってる地名があっちこっち出てくるのでナカナカ楽しめた。
Posted by ブクログ
初めて読む作家さん。
刑事ものだが、推理なしなので、ハラハラドキドキがないのは残念。表題通りの「学校」もので、素晴らしい先生とよく出来た生徒たちの活躍は少し退屈だった。
後半はおじさんたちの友情もの?
だったら、もうちょっと熱くても良かったな。
Posted by ブクログ
筆者にしてはかなりアクションシーンが控えめ。1人ロシアンルーレットのくだりは良かった。刑事学校の色合いが物語が進むにつれて薄くなってしまったのは否めないが楽しめた。
Posted by ブクログ
畑中圭介は大分県警刑事研修所、通称「刑事学校」の教官である。6人の新米刑事に捜査術と刑事魂を教え込むため、全国の警察と連携を取り研修を進める畑中。そんな中、幼馴染の立石健吾が死体で発見され、研修生と共に事件解決を命じられる。畑中の、抑えきれない刑事の熱い血がさわぎ出す!
Posted by ブクログ
大分県警にある刑事養成研修所を舞台にした作品。
実際に「刑事研修所」はないけれど、大分県警には「刑事研修員研修」はあるらしい…
序盤、刑事研修生6名の紹介はあるものの、中身はほとんど「刑事研修所」の教官・畑中の話。別所温泉の近くで起きた殺人事件の被害者の過去を洗うと言う仕事を受けた研修生たちは、ほとんど大分以外での捜査に割り当てられ、その活躍はほぼほぼ描かれない。
代わりに被害者の同級生だった畑中たちの仲間により、事件が動いていく…
果たして本来のタイトルの意味はどこに行ってしまったのだろうか?
この作者らしく、物語の展開の速さや巧さは今作でも十分に発揮出来ているだけに、タイトルと内容のアンマッチな感じがとても気になった。