【感想・ネタバレ】許されざる者のレビュー

あらすじ

国家犯罪捜査局の元凄腕長官ラーシュ・マッティン・ヨハンソン。脳梗塞で倒れ、一命はとりとめたものの、右半身に麻痺が残る。そんな彼に主治医の女性が相談をもちかけた。牧師だった父が、懺悔で25年前の未解決事件の犯人について聞いていたというのだ。9歳の少女が暴行の上殺害された事件。だが、事件は時効になっていた。ラーシュは相棒だった元捜査官や介護士を手足に、事件を調べ直す。犯人をみつけだし、報いを受けさせることはできるのか。スウェーデンミステリ界の重鎮による、CWA賞、ガラスの鍵賞など5冠に輝く究極の警察小説。/解説=杉江松恋

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Posted by ブクログ

ネタバレ

スウェーデン人の聞き慣れない名前がいっぱい出てきて苦労した。
それでもだんだんと解明されていく事件にどっぷりハマった。
最後は丁稚ってことでいいのかな。。。

1
2020年02月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ネットで見かけて。

何だか変な感じがした。
その「変」は読み終わった後、解説を見てわかった。
人気のシリーズの最終作だった。
なるほど。

それで、
登場人物が妙に完成されたキャラクターだったり、
途中で出て来た人との関係が重かったりのは、そのせいか。

北欧ものにしては暗くないし、
悲惨でもないこの作品において、
それは決してマイナスにはなっていなかったけれど、
この前の作品を翻訳してほしい。
話はそれだから。

「角の向こう側の見通せる」男、国家犯罪捜査局の元長官が、
脳梗塞で倒れる。
麻痺と闘いながら、担当医の頼みを聞いて過去の事件を調べ始める。
妻の諫めも聞かず脂っこいものを食べたり、
酒を飲んだりしながら。

病と闘いながら死に向かう話なのに、
ユーモアにあふれていて面白かった。
たぶん、最終作にふさわしいオール・キャストなのだろうが、
それが楽しめないのが残念だ。

北欧ものはそこそこ読んでいるが、
ヘラジカ猟がそれほど重要なことだとは知らなかったし、
七十年代の終わりごろにモンチッチが流行っていたのも知らなかった。

衝撃的だったのは、
若い妻が遺言どおり半年もたたないうちに、
新しい恋人を作ったことかな。

1
2021年11月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

海外ものをよく読むけれど、
上手いなと感心する翻訳と、
ところどこと、ムムム・・・???と感じてしまう翻訳がある。
本作は後者かな。
もっと軽妙に読み進められるはずにのシチュエーションだと思うので、ちょっと残念。

0
2023年05月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

スウェーデンが舞台の長編ミステリー
史実を絡めて物語が進むので現実味が強い作品でした。

主人公は元凄腕の長官ヨハンソン。
退職後に脳梗塞になり入院先の主治医から25年前のある未解決事件の話を受ける。
時効を迎えている今、法的に罰することが出来るのか?また犯人は誰なのか?

中盤で犯人像が明確になり
そこからどう追い詰めるかが面白かった。
個人的にマティルダとマックスのキャラクターが良かった!2人が居てくれて良かった。

ヨハンソンはもう少し体に気を遣って欲しいな。

0
2023年05月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

国家犯罪捜査局の元凄腕長官ヨハンソン67歳。
引退して悠悠自適だが脳梗塞で倒れ、後遺症の麻痺が残る。
入院中に女医から過去の迷宮入り事件を相談される。
女医の父は牧師で、懺悔で25年前の未解決事件の犯人について聞いていたというのだ。でも誰の懺悔か?誰を指したのかもわからず。
9歳の少女が強姦されて無残に殺された事件だが、時効になっていた。
ラーシュは相棒だった元刑事、義弟、介護士、兄から送られたボディガードらを手足に、事件を調べ直す。
長編だが一気に読んでしまった。

解説を読むと、このヨハンソンはシリーズ物らしくて、これが最終巻とのこと。
なんでこれが一番初めに訳されて出版されるのか?

些細な証拠から犯行現場を推測して、そこから地道に捜査をする。
自分は動けないので周りの者を手足にして犯人にたどり着く。
さて、そこからどうするか?時効によって刑事責任は問えない。
1.このまま放置する。
2.殴り殺す。
3.マスコミにばらす。
4.被害者の父親にばらす(父親は米国で成功した有力者)
5.犯人に悔い改めて自ら刑務所に行く選択を与える。

ここから何を選択するのか?
長い割に物語自体は割ととんとん拍子に進むので飽きは無い。

面白かったのは、ミレニアムの登場人物の名前が結構出てくる。
名探偵カッレ君とか(これは登場人物ではないけど)
ラーシュが介護士にネットは使えるか?と聞くと「リスベット・サランデルほどじゃないけどね」とか。

最近読む小説の主人公が高齢者(戻り船の伝二郎は68歳)が続くが、皮肉屋で台詞「」の後に、自分の本音がはさまって、なかなか愉快。
もっと邦訳が出て欲しい作家。

0
2020年07月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

かつての名探偵が引退後、脳梗塞を起こし、安楽椅子探偵として事件を解決する。
ただ、事件は時効が成立しており、、、。
話はまずまず面白かったが、途中ちょっと無駄に長いかなという部分もあり。
最後もちょっとあっけない感じもするが、あとがきを読むとシリーズ物の最終作的位置づけの作品のようであり、そう思うと他の探偵の最後と相通じるものもありこれはこれでありかな。

0
2018年12月11日

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