あらすじ
「お前は奴隷か?奴隷ならこの船に乗る権利がある」
海賊船『死の箱舟号』の船長サガンに拾われた少年・ナギ。ナギは、記憶を失っていた。海賊の一員となったナギは、ある出来事から、毎晩サガンと同衾(どうきん)することに。
過去を背負いながらも今を生きるサガンに心惹かれていく。ずっとこのままサガンのそばにいたい。そう思うたび、まるで咎(とが)めるように胸の痣(あざ)が疼(うず)く。運命は二人を見逃してはくれなかった――。
海神に愛されるべき者は花鱗(かりん)のしるしを持つと云う。
感情タグBEST3
その世界に浸れる
海賊ものは有名な映画もあるし、とてもイメージしやすくて映像としてその世界に入り込めました
奈良先生イラストもでとても好みで、やっぱイラストの好き嫌いてこんなにテンション上がるんですね〜❗️
ただ、今回の作品はかなり「続く」感が強いですね
シリーズものとはいえ、いつもはなんだかんだでその作品だけでも話が終われる感じだった気がするんですが…
でも、キリィ編楽しみです❗️
Posted by ブクログ
帝は獣王に降嫁するシリーズ2冊目
シキの弟、海神の神子 ナギ
別世界の奴隷たちの海賊王サガン
兄 キリイから暗殺されそうになり、記憶を失い別海域へと流されたナギが奴隷王サガンに救われ、海神の導きによりワダツミの国に戻り、心からの愛を得て神子のまま結ばれる
キリイの闇の部分がより出て来て、盛り上がってきた!と思いつつ
不思議なこの世界が外世界とは切り離された世界だったりとお話に奥行きがでてきて益々面白いんです!!
そして、ガイウスもそうですけど
サガンも溺愛が凄いっっ!
そして格好いいー!!!
雄っぽさに悶えるんですっ!!
Posted by ブクログ
「帝は獣王に降嫁する」に続く、ワダツミ三兄弟シリーズ。
獣王ガイウスと皇国の長男シキの前作を読んでたほうが世界観を把握しやすいと思うけど、読んでなくてもすごく楽しめる内容です!
今回は行方不明になってた末子のナギの話で、彼がファンタジーの世界から人間界に飛ばされて、そこで海賊船の船長であるサガンに救われるところから話が始まります。
とにかくスケールがデカいというか、海神の皇国から宝島をめざす海賊王までと、ナギと一緒にいつの間にか気分はめくるめく大冒険…!
ナギは神子として大事にされていた頃の記憶を失って、海賊の下っ端から始まり色んな危機にさらされ、それはもう怒涛の日々を過ごす事になるのですが、読んでるこっちも追体験。ドキドキハラハラの連続でした。
でもサガンが、これなら絶対ナギは大丈夫と信頼できる攻様で、しかもカッコよくて頼もしくて…ステキでした。
ナギも芯が強くて優しさの中に勇気があって、ほんとに頑張り屋さん。
エロ的にも楽しめました。ナギが初々しいのもいいし、サガンがデカパイから宗旨替えしちゃったのもかわいくて、沙野センセにしては明るい雰囲気でした。
このシリーズ、ドロドロとした重さがないのがちょっと物足りず…と前作でも感想で書きましたが、だんだんとそれもまた良いなと思わせてくれるような流れです。
あ、でもひどく病んでる人がまた絡んでいて、キリイと今後何やら不穏な展開を見せてくれそうです。そこはとても楽しみ(笑)
次回はきっと闇を抱えてるキリイがドキドキさせてくれるのでしょう…
でも、サガンとナギのイチャコラとか、ラブラブなガイウスとシキの新婚生活も見てみたいのですよ…
シリーズ二作目
前作の主人公シキの弟、ナギのお話になります。
前作で行方不明になっている間と、その後についてのストーリーです。
シキもちょこっと出てきます。
三作目を意識した二作目なので
一作目からのユアハ問題を残したままの終わり方です。
前作から読むことをオススメします。
Posted by ブクログ
★3.5。海賊船長で元奴隷×記憶喪失で拾われた少年。
読みやすいし相変わらずエロい。痛い描写もないし、攻めは娼婦と致してる描写はありますがそれもまた良いスパイスでした。しかし受けの性器はなんで普通と違うの?
ちょっとお互い惹かれる要素が薄いかな。最後は…ん?次兄はどうなった?と中途半端に終わってしまったけど三部作(しかも二作目)だったのね。長男の話も読みたい。
Posted by ブクログ
途中までは良かった。ファンタジー要素ありの海賊もので。
しかし終盤突然叩き込まれる新情報の数々に、何だこりゃ、もっと長編でじっくりやってくれよ、おいてけぼりだよ、と喚きたくなったし、最後二人の関係以外なにも終わってねーと叫びたくなったのですが。
…なるほど、これ三部作の真ん中なんですね。知らなかった。
しかしまっすぐそうな長兄の話はともかく、歪んだ次兄の話は重そうであんまり読みたくはない…しかし読まないと多分終わらない…
出版社はシリーズ物はちゃんとわかるように表紙かあらすじに書いておいてほしい。
匿名
海神様が…
人の理を解することにした理由が解らず、人のご都合に寄り添ってくれる神様なのだな、と思いました。
三部作とのこと。ラストで愉しめることを祈って。