あらすじ
西洋だけでなく、インド、中国、マヤなどの天文学にも迫った画期的な天文学通史。神話から最新の宇宙物理までを、時間・空間ともに壮大なスケールで描き出す。人類は古来、天からのメッセージを何とか解読しようと、天文現象を観察。天文学は、地域や文化の壁を越えて発達し、政治や宗教とも深く関わってきた。本書は、天体を横軸に、歴史を縦軸に構成。学者たちの情熱、宇宙に関する驚きの事実や楽しい逸話も織り込んでいる。
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Posted by ブクログ
筆者の肩書は「天文史学家」。
同じ夜空を仰いでいても、その人々の持つ文化的背景がそれぞれの「宇宙観」を育ててきた。しかし、インターネットの普及発達によって、現在では国を越えた規模での研究が進められている。そういう時代になったからこそ、それぞれの過程を正しく、偏見なく理解すること=「過去の多様性を理解し合うこと」(巻末)の大切さを広く伝えたい、というのが筆者の願いである。
Posted by ブクログ
たとえば1年とか1日とかの時間の長さの決め方とか、曜日と惑星の関係とか。天文学と僕たちの生活って案外、関係が深いんやなぁって思いました。
昔の考え方では、月も太陽も惑星としていたそうで、へぇ~って感じです。
明治時代の改暦の話がありましたが、理由がセコイ(笑)。困っていると為政者はセコイことをするのですね(笑)。
技術の進歩が、人類の宇宙探査の範囲や対象を大きく増やしたんですが、その反面、謎が深まったっていうのが不思議です。宇宙はやっぱり神秘的なもんやなぁ、と思いました。
1回読んだだけで、全部を理解できた訳ではないですが、楽しく読めました。難しい数式とかの記載はないので、数学嫌い・アレルギーの人も読めると思います。
難しかったところもあったけど、楽しく読めました。