【感想・ネタバレ】出張料亭おりおり堂 ほろにが鮎と恋の刺客のレビュー

あらすじ

見た目も腕も抜群の料理人・橘仁から、訪問先で料理を提供する「出張料亭」の助手に誘われた山田澄香。仕事も結婚もこれで安泰と働き始めたが、仁との距離は縮まらぬまま。そこへある日、可憐な娘が現れ仁の胸に飛びこんだ――!? ライバルの出現、そして澄香の知らない仁の過去。早くも波乱のおいしいラブコメ第二弾! 『出張料理おりおり堂』改題

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Posted by ブクログ

ネタバレ

何気なく手に取った第一巻があまりに面白く、
続きが気になって購入。

連作短編集であるが、今回は一話目から
なかなか波乱含み。
ベールに包まれていた仁の過去が徐々に明らかになり、
京都修業時代の「因縁」が、山田と仁を引き裂こうとする。
さらに山田に「熱烈な片思い」をするナイスミドルが。

かなり波瀾万丈な展開ではあるが、
オーナーを中心とした「ほっこりしたシーン」が
丁寧に描かれるおかげか、ドタバタ感は薄い。
もちろん、山田の「心象風景」はドタバタしっぱなしだが。

この作品の魅力は、バランス感覚にあると思う。
ドタバタとしっとり、サスペンスと胸キュンが、
過不足無いバランスでちりばめられているので、
ドタバタもふざけ過ぎにならず、
息詰まるシーンの後のほっこりした場面で、
読者も一息つくことができる。

これは、桜子オーナーの人となりによるところが大きい。
いつも凜として、笑顔を絶やさず、時にオチャメで、
意外と情熱的な過去がありそうで...
非常に魅力的なキャラクターである。

また、個性的な脇役が光っている。
一人ずつ紹介していたらキリが無いが...
本当に、ご近所に住んで、お互いに深く浅く関わりつつ
「生きている」感じが伝わってくる。

この世界観にハマると、抜け出せないですぜ(^ ^

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2018年10月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あからさまに嫌な女過ぎて葵が面白い。
仁の過去が解ったが、澄香がどんなものを抱えてるのかも気になる。
ハロウィンのあの人はなんだったんだろう・・・。
潔く、くっついちゃえば良いのになぁ(笑)。

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2019年03月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

澄香の妄想が楽しい。澄香に迫る藤村のおかげで、仁の過去だけでなく澄香の思いまで本人の前でぶっちゃけられるというなかなかの展開。「神無月」の扉絵の老婆がこの作品にそぐわない不気味さで違和感あったが、読んだ後は納得。怖かった…。

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2019年03月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ第2弾。
葉月から霜月までの4話。
料理人・仁さんの過去が判明。京都から仁を連れ戻しにやってきた葵が言った「山田さんも私も誰も、あの人を好きにったらあかんのよ」という言葉が重い。
神無月、霜月の話はもやっとした気持ちが残ってしまった。(神無月の話に出てきた本田夫人の言葉が不気味すぎる!)
巻で完結するのかな?

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2018年04月27日

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