あらすじ
2017年度の東京都下の公立中高一貫校総募集定員に対する学習塾enaの合格者占有率は約5割、多摩地区の4校に限った占有率はなんと6割を超える。公立中高一貫校対策塾として、東京都では「ひとり勝ち」である。enaでは何を教えているのか。それを明らかにすることで、これまでベールに包まれていた公立中高一貫校対策の実態が見えてくるはずだ。ただし本書は単なる公立中高一貫校攻略本ではない。公立中高一貫校の出現が、私立中学受験や高校受験、さらには大学入試改革に与える影響までをも考察する。
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Posted by ブクログ
ENAの授業風景、卒業生の生の声が載っていて面白い。
東京都の高校無償化所得制限撤廃で倍率が下がるというけれども、
それで差別化されるならば歓迎されるべきではないか。
Posted by ブクログ
公立中高一貫のこと、適性検査のこと、enaのことなどがさくっとわかりました。
知識ゼロでしたのでどれもとても興味深く、受験について考える1冊となりました。
適性検査は難しいそうなイメージがありますが
これからの未来に求められると思われる内容で、中学受験もいいかもと思えてきました
Posted by ブクログ
著者の「中学受験「必笑法」」が良かったので購入。
塾での授業の内容が追体験できて面白い。
思考のベースとなる知識は「教科書+20%の知識」だが、考えさせたり気づかせたり、本質を理解させたりといった点が強く、私立中学受験とはまた違ったノウハウが必要。
また、中学受験を経験することそのもののメリットについても書かれており、子供の公立中学受験を考えているなら目を通しておいたほうがよさそうに思う。
Posted by ブクログ
公立中高一貫校に多くの合格者を送る塾である教育を通じて、適性検査に合格するための勉強を、採点ロジックや問題の読み方などから学びました。問題を見て瞬時に難易度と解法を見極め、パターンに準じた卒のない答案を作り上げる技術、なんともつまらない勉強であるが、それが受かるためのテクニックと言われれば、それまでであり、受かれば官軍、である。ともあれ、やはり、入学した後の同級生に魅力がある、にも異論はない。でも、enaで中学受験をし、落ちた人は少なくない。でも、高校受験に対して1年無料で平常授業を受けることができるなど、リベンジできる土壌もあり、ゆるい中学受験のススメ、そして2020年度以降予定されている大学受験に対する大学入試改革にも適応できるとの事だが…。