あらすじ
難聴のせいで周囲と距離を置くようになってしまった大学生の航平は、底抜けに明るい性格の同級生・太一と出会い、少しずつ前向きに変わっていく。そして、いつしか太一に友達以上の想いを寄せるようになった航平は、そのまっすぐな想いを伝え、二人はようやく両思いに……。 新章・リミット編では、自分のやりたいことを見つけ社会人になった太一と、学生生活を送る航平の新生活がスタート!
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Posted by ブクログ
リミット編、全三巻。リミット1がシリーズ三冊目になります。
シリーズを追うごとに、太一と航平の二人の間にあるものだけではなく、登場人物のみんなそれぞれにもまた家族や友人、人との繋がりがあって、少しずつですが焦点が当てられていきます。
事情や立場で狭くなりがちな人間関係だとしても、人と関わることを避けられない道を選んですれ違うことになっていたりして、ちょっと追ってるこちらがもどかしい……。(メイン二人にせよ兄弟にせよ)
けれど二人はかなりスローペースながら、少しずつ恋人らしくなっていってるのな? と思えるラストで良かったです。
読むほどに広い視点も、登場人物個々からの視点も広がっていき、BLというだけではない、彼らの見ている世界の一端を読んでいる感覚になります。あとがきにあるとおり、この先も彼らの夢や道を読みたいので続編、是非楽しみにしています。
ざっくり言うと、太一への想いが強すぎて、航平がいろいろこじらせてしまうお話し。
これ以上傷つかないために、周囲と壁をつくり自分を守ってきた航平。明るくまっすぐな太一は、そんな航平にとって太陽の光のような存在。想いが強くて優しいがゆえ、自信がなくなって、難聴のせいで、太一を守れない(と思い込んでる)ダメな自分にひっぱられ、どんどんネガティブにこじれていっちゃうプロセスが苦しい。大好きなのにね。そして、自信がないが故に太一の気持ちもうまく受け取れない負のループ。。。
でも、そこは太一。キラキラしたまっすぐさに、航平が信じる気持ちを取り戻すことができて本当によかった。
何度読んでも発見があって、とても丁寧にふたりの心や成長を描いていて、こんな作品に出会えて幸せ。大好きなふたりに幸せになってほしい!
すごくいい作品!
初めて太一が弱い部分を見せた回でした。それだけ航平くんを信頼してるのね。いいよね、信頼出来る、寄りかかれる相手がいるってだけで全然違うもの。太一くん、あんな複雑な家庭環境なら誰でもしんどいのにまっすぐ育ってくれて、、、もう親目線だよね。
あードキドキした。
近づいてるのか、すれ違ってるのか、まだしっくりこない2人ですね。少し近づいたからこそ離れたくなくて心配や苛立ちが先に立つみたいな。もっと想いを伝い合えればいいね。
それにしても航平の男前度がヤバい。彼シャツとか、太一は気にしてなさそう。ヤバいのにね。「男同士は初めて」が気になる。太一、スルーでいいの?
で、あの2人が兄弟で何かあったって事だと思うけど、太一と航平に悪い事が起きない様に祈ります。
ひだまりが聴こえるリミット
2人の関係にかなり進展があったように思いました!新たな道に進み出した太一と航平がすれ違いを乗り越えていい感じです!
前巻の終わり方が不穏すぎて続巻めちゃくちゃ待ってました!この漫画はもうホントBLの枠を越えてます。。毎回どの巻でも泣いてる。。無事に仲直り出来て良かった!2人が結ばれる日までゆっくり見守ります!
考えさせられる漫画
ひだまりが聴こえる…からずっと読んでいますが、お話の内容にとても考えさせられました。自分が聴覚に障害が無いので、相手の気持ちになったら…と考えてはみるものの、何が正解なんだろ?どうすれば良いんだろ?と。太一君のようにはなかなか行動できないけど、私なりにこの漫画と出会えた事に感謝したいです。
Posted by ブクログ
1〜5話
オレンジ頭の新キャラ登場。
千葉さんにヤキモチ妬く航平、最高にかわいいんですけど。不意打ちのちゅうなんて最高のごちそうじゃん。
んでどっか行く話してその後ずっと手つないでるのももうたまらんのですけど。
航平のヤキモチ、最高だなほんとに。
てか研修の時の千葉さんめっちゃかっこいいんですけど!!でもあんなん天童さんの解説ないとわかんないんですけど!!でも千葉さんの配慮と、太一迎えに行った時のフォローにうるっと来た。んで千葉さん、太一が誰を呼んだか気にするなんておぬし…。
千葉さんは弟と太一重ね合わせてんのかなと思ったけど、本人となのかな…?
あとじいちゃん倒れた太一を慰める航平にもうるっと来た。つーかいや、太一引き取る時のじいちゃんが一番最高だけど。
そして5話ではついに。あ、いや至ってないけど、でも航平「男同士は初めてだから」って男同士じゃなかったら初めてじゃないのか?ちきしょうイケメンめ。
太一の、バーベキューの時のやけど跡を見て守ってあげられないと感じる航平。いや太一守られたいタイプじゃないから大丈夫だよ、変な気回さないで〜!
思い出の頃に(描き下ろし)
太一のばあちゃん視線の話。
本編で天童さんが太一のことを「どう育ったらあんな風になるのかねぇ」って言ってたけど、その答えなのかな。
Posted by ブクログ
前々から読んでみたかった陽だまりシリーズイッキ読みしました!
聴こえる人と聴こえない人の間で生き方に迷う中途失聴者の航平と馬鹿で、けどいつも真っ直ぐに生きる太一。
太一の同じように航平と笑ったり、泣いたり一緒の瞬間を過ごしたいという思いがとてもグッときたし、
航平にとって普通にそんなことを思える太一は陽だまりなんだなと感じました。
リミットでは完全に聴こえない側のリュウちゃんと接する航平。
聴こえない瞬間を恐れる、聴こえないことで太一との距離が開いてしまうのではないか、守れないのではないかと心配している姿。
悪意はないけど、全く聴こえないリュウちゃんにとっては差別的に感じているシーン。
やっぱり同じように生きることって難しいと再認識させられました。
同じ瞬間を同じように共有できるように、みんなが生きやすい世の中にするためにどうすればいいのか、ということについて考えさせられる漫画で、まだまだわたしに答えは出ないけど読み進めていくうちに見出せたらなと思いました。
エロシーンはあんまりないけど、徐々に近づく太一と航平の距離感にキュンキュンです!
Posted by ブクログ
社会人の難しさが出てきて、休みの予定が狂ったり、新しい関係によって始まる拗れが出てきて、また次回も楽しみ。いつも航平くん主導なのが、太一くんが欲しがる感じもいいな。尊い、もっとやってください。
Posted by ブクログ
リュウのキャラクターがぶっ飛んでいて良い。
自分の知らない人間に引っ掻き回されて嫌だった太一の気持ち、少しはマヤも思い知れば良いのに。
「聴者はいらない」と切って捨てるリュウが寂しいとも恰好良いとも思う。
航平が心配して病院まで来てくれるのが嬉しい。
過去のことを話す太一。
太一を引き取ってくれたおじいちゃんはとても恰好良いが、両親にお金は出させた方が良かったと思う。
心配だったでしょ、無事でよかったねと言ってくれる航平で良かった。
でなければ太一はきっと1人で泣かずに耐えていただろう。
航平のお母さんが意外と明るくて軽めに振る舞ってくれるのがいつも救われる。
リュウが聴こえないと何もできなくなるみたいな言い方ムカつく、と言うのも分かる。
しかし差別というつもりも当然なくて、今できることができなくなるのは嫌だというのは
人として当たり前の感情だと思う。
番外編も短い中におばあちゃんの優しさを中心に
如何に太一が真っ直ぐ育ってきたかがぎゅっと詰まっていて良かった。
太一が、自分に何か起きた時に思い浮かぶ人が航平なのがすごくいい。口にしないけど充分大好きですね、これは。
あんなに物怖じせず言いたい事をハッキリ言える太一が、キスの時にあんな感じになってしまうのが可愛くて仕方ない!笑
常に太一を想っている航平も素敵すぎる。
恋人同士になったはずなのに、まだまだ初々しい二人。
太一は社会人として半人前、航平も自分のこうありたいという姿がはっきり定まってはいなくて、聴覚障害という壁もあるせいか二人の距離が開いてしまわないか心配です。太一の声が聞けない世界は寂しいから、航平には手術して欲しいなと思ってしまう一方、聞こえなくても関係ないと示して欲しい気持ちもあり、もどかしい。とにかく、とにかく続きが気になります。
Posted by ブクログ
千葉さんの耳の聴こえない弟=リュウ?が健常者との共存を否定し、聴覚障害者だけの世界に航平を引き込もうとしてる…。千葉さん、太一怒ってばっかだけど、リュウのほうが歪みまくってるよ…。航平もまた一人でぐるぐるしだしたし、BLの部分だけみるとオーソドックスな展開だったかなぁ?両想いなんだろうけど「惚れ直す」ような場面がなかったし、なんだか心の距離が…。でもディープキスまでは前進しましたよ。