あらすじ
コロナ禍の下、ちばてつやは何を思う…?
連載漫画家となったちば青年は仕事場兼住居として、ついに一軒家を購入。その仕事場を舞台に売れっ子として締め切りに追われる怒濤の日々を送っていく--。
そんな過去の半生を振り返る一方で、2020年春、現実の世界では新型コロナウイルスが蔓延しつつあった……
酒やタバコの話。イジメについて。そしてコロナ禍に考えること。
昔と今を行ったり来たり。
徒然なるままに描くフルカラーショートコミック。
感情タグBEST3
花丸!
ちば先生の本をレビューするなんて。。。「サイコー」「ワンダフル」に決まってます!
日本漫画の巨匠ですのに、親しみやすく、フレンドリーで。。。お人柄も素晴らしいことが伝わる ひねもすのたり日記です。
お体に気をつけて、ずっと この連載を続けていただきたいです!
Posted by ブクログ
第4巻は、2019年12月25日号から2021年3月25日号迄でした。ということは、コロナ禍の始まりから、その途中経過が、このコミックエッセイの中心になってしまった。これも歴史的マンガとして価値もつと思う。
ホントは前巻で「ちかいの魔球」が始まったので、いよいよ週刊誌連載エピソード満載かと思ったが、時代は今巻は特にあちこちした。
二十歳なりたての頃「ユカをよぶ海」を連載していた時に、てつやは健気なユカが虐められるのに我慢できず、つい男の子をぶつ様な女の子を描いてしまったという(他章で子供の頃のイジメのエピソードも描かれている)。編集者には「謀反」だと言われたが、読者から多くの手紙が。あの頃の女の子は今やみんな70-80代だろうと描く。なんか、幸せな回想だった。
この頃はまだ生きていた松本零士や藤子不二雄Aなどのエピソードが頻繁に出てくる。彼等が生き生きと描かれるだけでも、このマンガは貴重である。若死にした上村一夫の優しい笑顔は、初めて知った。
2020年7月、九州豪雨のお見舞いイラストを描いたキッカケは、実は予定のゴルフが中止になったためだと告白。てつやさんの仕事場が写真以上に細かく描かれているので、わたしはそちらに目が行く。
わたしは知らなかったが、60代の頃、心筋梗塞や網膜剥離、大腸癌が立て続けに起こって、ちばてつやプロは一時完全廃業になったらしい。このコロナ禍でも熱中症になりかけたり、ちょっと前に脊椎管狭窄症で歩きにくくなったり、年相応の病気をしている。毎日運動していると言いながら、決してスーパーマンみたいな85歳じゃない。じっくり静養して、是非とも北斎の絵師上限を超えて欲しい。
Posted by ブクログ
コロナ禍の日常から漫画家になったばかりの頃の話、引き上げ直後の話まで多岐にわたるエピソードをフルカラーで描く。
ずっとお元気で連載続けて欲しい。
Posted by ブクログ
あらかじめ決めたテーマはなく、「さて、何を描こうかな?」といった雰囲気が伝わってきました。
今回の第4巻は、酒・煙草にまつわる話や、コロナ禍での生活の話、親父の話などでしたが、ネタ探しが苦しそうです。
今回のヒットは、一コマの中にさりげなく描かれていた雑誌"GORO"です。
すっかり忘れていたが確かに自分もよく読んでいました(懐かしい)。
煙草にまつわる話題は、今の若者にはわからないでしょうね。
男も女もほとんどの人が吸っていて、電車、バス、映画館などどこでも吸えた時代が確かにありました。
煙草の銘柄で、峰・PARTNER・Mr.SLIMなんてありましたね。
コロナ禍の生活の話は描くのもつらいでしょうから、ふと頭に浮かんだ昔の出来事を好き勝手に描いてくれればそれでいいです。