【感想・ネタバレ】誤断のレビュー

あらすじ

長原製薬の広報部員・槙田は、副社長から極秘任務を命じられる。相次ぐ転落死亡事故に自社製品が関わっている可能性があり、被害者家族の口を金で封じろというのだ。外資企業と合併交渉中の会社にとって、この時期の不祥事は致命的だ。同時に過去の公害事件にも直面した槙田は、激しく動揺する。社会正義と企業利益の間で揺れ動く男たちの物語!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

o女史オススメ本。なかなかに面白かったけど、善悪的にはどちらが善で悪か明確なのに、どちらも好きになれなくて困った。
製薬会社が過去にも現在でも隠蔽工作を行うというショッキングな話だけど、
そもそも私も昭和な親に育てられたせいか、会社を大事にする気持ちも理解できる気がしたり。
けど、やはり、やり方が悪すぎる。
で、何故か眞島医師とか髙藤たちのほうにも思い入れできなかったのは、最初から攻撃的だったからかな?
いわゆる原告団からすれば憎き相手なのだろうけど、ちょっとなあと引っかかるところを感じてしまった。
おかげで、槙田がようやくなすべきことがわかったときにも、すぐには納得できず。ちょっと大丈夫?なんて。
それでも話としてはほんとにハラハラドキドキさせられて面白かったと思います。
最後な社長が自分の存在意義をちゃんと理解しているところがまた良かったかもしれない。

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2020年06月09日

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