【感想・ネタバレ】池上彰の世界の見方 ドイツとEU~理想と現実のギャップ~のレビュー

あらすじ

EUとは何か、ドイツの役割と共に解説。

2度の世界大戦という苦い経験から、戦争のない平和な世界をつくるという大きな理想を掲げて誕生したEU。国境をなくし、通貨を共通にして、人、モノ、お金の移動を自由にしていった。
しかし、移民や難民の流入を招いてEUの結束は揺らいでいる。イギリスがEUからの離脱を決め、各国で自国第一を掲げる政党勢力が伸長した。
理想と現実の狭間で悩むEUはどこに行くのか?
実は統合にはドイツが強大になるのを抑え込む意味もあった。しかし、今やドイツはEUのリーダー格になっている。戦後のヨーロッパでのドイツの役割と共にEUを読みとく、池上オリジナル解説。
本書は、池上さんが選ぶ独自のテーマで、世界の国と地域を解説する「池上彰の世界の見方」シリーズの5冊め。都立戸山高校での特別授業をもとに構成。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

池上さんの本はとても読みやすく、ためになる。ドイツやユーロの関係がよくわかった。ヒトラーがオーストラリア人とは知らなかった。

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2021年08月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【内容】
EUとは何か、ドイツの役割と共に解説

2度の世界大戦という苦い経験から、戦争のない平和な世界をつくるという大きな理想を掲げて誕生したEU。国境をなくし、通貨を共通にして、人、モノ、お金の移動を自由にしていった。
しかし、移民や難民の流入を招いてEUの結束は揺らいでいる。イギリスがEUからの離脱を決め、各国で自国第一を掲げる政党勢力が伸長した。
理想と現実の狭間で悩むEUはどこに行くのか?
実は統合にはドイツが強大になるのを抑え込む意味もあった。しかし、今やドイツはEUのリーダー格になっている。戦後のヨーロッパでのドイツの役割と共にEUを読みとく、池上オリジナル解説。
本書は、池上さんが選ぶ独自のテーマで、世界の国と地域を解説する「池上彰の世界の見方」シリーズの5冊め。都立戸山高校での特別授業をもとに構成。


【感想】
ドイツ人とこれから仕事で関わるであろう中で、
彼らの背景を知ることに役立ったと思う。
EUはドイツを牽制することを含む、
「二度と悲惨な戦争を起こさないように」
という理想のもとに組織されたけれども、
経済的に強いドイツが中心になっている現実...

イギリスの離脱、
移民問題を端に発した自国民第一主義の流れなど、
何が正解なのかと見出すのは難しいなぁと。


ドイツが発展したのは、プロテスタントのカルバン派の思想がその根底にあったのではないか、
というマックス・ウェーバーの主張は的を得ている。
どこでどのような思想の元で生まれるかは自分で決められないから、辛い所だなぁと思う。

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2020年01月27日

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