あらすじ
ナチスによる大量虐殺を証明できるか――
「歴史学者」対「ホロコースト否定者」
真実をかけた法廷闘争、緊迫の1779日。
実際にあった世紀の裁判の回顧録。
歴史家は何が起きたかを客観的に確認するという方法で歴史的な“真実”を確立していく。ただし、他の歴史家が異なる結論に到達する可能性のあることを、つねに承知している。
――本文より
「ナチスによる大量虐殺はなかった」そう主張する、イギリス人歴史家アーヴィング。彼を“史実を歪曲したホロコースト否定者”と断じたユダヤ人歴史学者リップシュタットは、反対に名誉毀損で訴えられる。裁判に勝つには、ホロコーストが事実だと法廷で証明するしかない。だが予想に反し、アーヴィングの主張は世間の関心を集めていく――。実際にあった世紀の法廷闘争の回顧録。
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Posted by ブクログ
ホロコーストは本当にあったことなのか?
実際の真実はどうだったのか?
実際に2000年イギリスの法廷で争った内容が
この冬映画が日本でも上映されるということで
とりあえずその前に本を読んでみようかと。
すげー面白い!
面白いというかなんというかリアルというか。
原告はホロコースト否定の歴史家
被告はホロコーストを学び教える大学教授&出版社
裁判って一言で言っても
プロフェッショナルチームがいたからこそ
勝てた裁判なのかもしれないなーとか。
歴史を嘘偽した者は許さない!
ホロコースト生存者が傍聴席で
見守る姿がすごい生々しい。
1人のマダムがホロコーストで腕に入れられた
収容所番号の入れ墨に対して
「1945年以降、その入れ墨でいくら儲けたんです?」
って。
ひどい。ひどいよアーヴィング(原告の名前)
これは映画も観ようと思う!