あらすじ
魔法が使えない魔女の生き残り・ヴィーは戒魔師の少年・ユーリとともに“人魚探し”の依頼を受けていた。
人魚を巡る争いの中、ヴィーに好意を抱く吸血鬼・シリウスが魔女の術を使い、ヴィーの傷を癒す。
シリウスの正体に疑念を抱いたユーリは、彼を問い詰めるが…。
そんな中、ヴィーは魔女を危険視する教会によって「人間にとって無害である」ことを証明するために異端審問にかけられることになり…。
夢に見るのは幻想か、それとも過去の現実か。
心揺れるロマンティック・ファンタジー、第4巻!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ヴィーの異端審問の話は読んでいて苦しい。
実際の魔女裁判はもっと苛烈であったろうが
片鱗が垣間見えるし、人とうまくやっていたはずなのに
こうなってしまうことの悲しさはもちろん
それがアルマの魔法であったことや
シリウスがどういう思いでヴィーの傍にいるのか
ということがとても切ない。
ユーリの所へ行けと言ってくれるシリウスが恰好良かった。
トラウマを利用するという審問もなかなかにひどいけれど
実際どこまでが事実なのだろうか。