【感想・ネタバレ】うめ婆行状記のレビュー

あらすじ

北町奉行所同心の夫を亡くした商家出のうめは、独り暮らしを楽しもうとしていた矢先、甥っ子の隠し子騒動に巻き込まれ、ひと肌脱ぐことを決意するが……。笑って泣いて──人生の哀歓、夫婦の情愛、家族の絆を描いた宇江佐文学の最高傑作!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

もっともっと宇江佐真理の市井人情小説を読みたかった。どうしようもない事だけど、ほんまそう思う。

朝日新聞夕刊に連載していた作品の文庫化、未完がつくづく惜しい。それにしても闘病で命を削りながら、このレベルの作品を書けるのだから凄いものである。

同じく未完の小説を書きつつお亡くなりになられた某先生には、シリーズを書き繋ぐ作家が現れて今に至っている。勿論宇江佐作品はそういうものではないのは分かっているが、こういう宇江佐的人情を引き継いだ後継作家が出てきてほしい。

あと1作で書籍化した彼女の作品は全て読み終わってしまうけど、何度も何度も再読するのは間違いないと思う。

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2018年12月16日

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