あらすじ
拙者は猫でござる。あちきはねこでありんす。あっしはネコでござんす――お江戸の猫は知っている。生きる喜び、生きる悲しみ、さだめの苛酷さ、この世の情け。映画『武士の家計簿』脚本家・柏田道夫が描く、心がモフッと温まる連作ねこ草紙。
...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント /
※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
映画「武士の家計簿」の脚本家。
猫が主人公で、短編が9話で構成されている。
話は1話完結でありながら、登場人物のいく人かは、縁があって、それらの人間模様と、猫自身によって語られるストーリーが多い。
一気に読むもいいが、短編であるという特性で、ちょっとした暇に読むと、心がリラックスする。
時代考証も詳しく、猫の言葉が語られるが、筋がリアルなので、その合わせ具合が絶妙。
シリーズ全3巻の第1巻。