あらすじ
十四歳のとき母を亡くした誓史(ちかし)は、弁護士の佐伯に引き取られ、一緒に暮らしている。優しい佐伯は、誓史の母が亡くなる間際、籍を入れるだけの結婚をして、行き場を失った誓史を迎えてくれたのだ。以来、誓史は佐伯への想いを隠して、偽りに満ちた家族ごっこを四年間続けてきたが、それはあるきっかけから綻びを見せ……!? 表題作を含む三篇に、新たに書き下ろし二篇を加えた月村奎の人気作、ついに待望の文庫化!!
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初期の作品
二組のカップルのお話しが入っています。
月村先生の初期の作品らしいのですが、特に不備や気になる点はなく、素晴らしい内容でした。デビュー間もなくしてこの完成度•••レベルが高いです。
Posted by ブクログ
佐伯さんと誓史くんの物語。何度も切なくなりました。
誤魔化したり逃げてしまう気持ちがもどかしく、一気読みしてしまいました。
初めて月村さんの本を読みましたが、面白かったです!
Hは少なめかなと思いますが、それを超える読み応えがあります。
他の作品もぜひ読んでみたいと思い早速注文しました~☆
Posted by ブクログ
やっぱりこの作品好きです。何度読んでも切なくて、心温まって泣けてくる。最初の数ページでもう惹きこまれます。いくら義理とはいえ親子は…なんてことはいえなくなります。
Posted by ブクログ
[弁護士×同居人大学生]
[生徒×高校教師]
2カップルあり
月村さん!こういう小説も書くんですね!!
佐伯×誓史がメインストーリー
これは勿論よかったんだけど
達也×守も凄くよかったです。
色々葛藤や逃げがあったけど
最後のあのメールを書けたこと。良かったです。
純粋な恋愛小説でした。
とても面白かったです。
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☆あらすじ☆
十四歳のとき母を亡くした誓史は、弁護士の佐伯に引き取られ、一緒に暮らしている。
優しい佐伯は、誓史の母が亡くなる間隙、籍を入れるだけの結婚をして、
行き場を失った誓史を迎えてくれたのだ。
以来、誓史は佐伯への想いを隠して、偽りに満ちた家族ごっこを四年間続けてきたが、
それはあるきっかけから綻びを見せ…!?
Posted by ブクログ
十四歳のとき母を亡くした誓史は、弁護士の佐伯に引き取られ、一緒に暮らしている。優しい佐伯は、誓史の母が亡くなる間際、籍を入れるだけの結婚をして、行き場を失った誓史を迎えてくれたのだ。以来、誓史は佐伯への想いを隠して、偽りに満ちた家族ごっこを四年間続けてきたが、それはあるきっかけから綻びを見せ……!?表題作を含む三篇に、新たに書き下ろし二篇を加えた月村奎の人気作、ついに待望の文庫化!!
Posted by ブクログ
十四歳のとき母を亡くした誓史は、弁護士の佐伯に引き取られ、一緒に暮らしている。優しい佐伯は、誓史の母が亡くなる間際、籍を入れるだけの結婚をして、行き場を失った誓史を迎えてくれたのだ。以来、誓史は佐伯への想いを隠して、偽りに満ちた家族ごっこを四年間続けてきたが、それはあるきっかけから綻びを見せ……!?表題作を含む三篇に、新たに書き下ろし二篇を加えた月村奎の人気作
、ついに待望の文庫化!!
Posted by ブクログ
むっちゃオススメです!!
どの話も泣けます!!主人公カップルにも泣かされましたが、サブキャラカップルのメールにも本当に泣かされました。ホモを馬鹿にした友人も泣いた一品です!
2CPのちょっとこじらせ作品
どっちもよかったねーとなる話だったけど、自分は櫻井先生の話の先がもっと見たかったなー…
かなり古い作品みたいだから叶うことはないだろうけど、抑圧されていた2人の、解放された幸せな様子が垣間見えたらもう少し満足できたかなぁ
綺麗な終わり方だとは思うけど…
Posted by ブクログ
なんていうか、人の痛みとは他人に理解されるものではないんだなぁって。
二組のお話がそれぞれ二話ずつ。
義理の父と息子の葛藤と苦しみと甘さに満ちた時間が変わるときのお話。
息子視点だからちょっとINだったり幼すぎたりの感情にん~っと思うところもあるけど、きっと若さってこういう事だよなって。
ずっと苦しかった自分を認めて好きな気持ちも捨てられない最後に縋りつく息子をきっと嬉しい気持ちと身を割く思いで受け止めたんだろうなぁと。
といっても、ずっと下心ありで我慢してきた義父だからやっとって気持ちの方が大きいか。
お互いいらない気を回しあい、傷つけ合い、それでも譲れなかった二人の距離を少しずつ大切にしていくんだろうな。
もう一組は学生×先生。
あっけらかんと鷹揚だと思っていた学生。軽いような見透かすようなそんな少し大人びた学生と、大切な人を2人なくしてきた先生。後悔ばかりして、自分の存在を拒否し、周りを拒絶するわけでもなく受け入れるわけでもなくただそこに漂うだけの自分を嫌悪するもどうもできないもどかしさ。
冗談だと思っていた生徒の言葉も本当のことで、それをしてって生徒を理解していく。
でも、もう二度と大切な人を失いたくない先生は自分の心に何も作らないように生徒を拒む。
でも、泣けなかった泣くことを忘れた先生が、生徒が転校する日に見送りに行き涙を流した自分を受け入れる。
印象的だったのは、先生の友人(最初のCPの義父)が
「未来に背を向けてバックで進んでる。過去のことはすごく良く見えるけど、先のこと全然見えてなくて、障害物があるともろに転んで大けがする。ちょっと勇気を出して前を向いて歩く方が、実はずっと安全で楽」的なことをいう。
あぁ、そうだよなぁって。
くっついた後の話は最後に全部持っていかれた!
なんというか、お互いを想い合い回り道して、やっと掴んだ手と手。
メールの文体で先生から生徒へのメッセージが乗ってるんだけど、なんかもうこう、ストンって。
どちらのCPもお互いを思うがために空回りして結局傷つけたり傷つくんだけど。
だからこそ人は誰かをもとめるんだなって。
Hシーンは無いけどすごくすごくひきつけられて読み終わった後に誰かの声が聴きたくなるいいお話だった!
☆4.8
Posted by ブクログ
義理の疑似父子の優しい物語
勝ち気な高校生と弁護士が
とても入り込みやすい互いに
互いを思いやる優しさが読者にも
伝わってくるほのぼのとした
ピュアな家族の物語です。
Posted by ブクログ
●あらすじ●
十四歳のとき母を亡くした誓史は、弁護士の佐伯に引き取られ、一緒に暮らしている。優しい佐伯は、誓史の母が亡くなる間隙、籍を入れるだけの結婚をして、行き場を失った誓史を迎えてくれたのだ。以来、誓史は佐伯への想いを隠して、偽りに満ちた家族ごっこを四年間続けてきたが、それはあるきっかけから綻びを見せ…!?表題作を含む三篇に、新たに書き下ろし二篇を加えた月村奎の人気作。
ネガティブ思考が酷くて食傷気味
メインカプとメインでの脇役を主人公に据え、小話をまとめた内容です。
メインカプ受けのチカちゃんと、メインで脇役だった守さんは主人公だとネガティブ思考が凄く、思考だけなら萌えられるんですが、自分が辛い状況になる行動ばかり取るのでいい加減にせえって感じでした。
一回くらいなら萌えられましたけど、終始そんな状態のせいで必然的に話がシリアスになり、読後の疲労がすごいです…。
チカちゃんは(恋愛面限定なのか?)思考がかなり子供っぽく、バカな行動を取ります。
まあ主人公二人は自分にナイフを突き立ててるみたいなネガティブさんで、彼らのどこに魅力があって攻めが好きになったのかも謎ですし、脇カプ攻めの達也も若くてバカな高校生という感じですが、これは好みですかねぇ…。
月村先生のネガティブキャラが好きで先生の作品を読みあさってましたが、読み物として楽しむにはネガティブ思考もほどほどが良いんだろうなあ…。