あらすじ
AIが職場に進出する時代。そんな時代に人間に必要とされるのが「考える力」。その力を持つことで私たちはより自分らしい人生が送れるようになります。ベストセラー『地頭力を鍛える』で知られる思考力の第一人者が、若いビジネスパーソンに向けて、考える力を鍛えるための方法を解説します。
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Posted by ブクログ
考えないことが世の中の主流であること
ずっと考えているのは思考停止
思考力には素人・知らないことが武器になる
全体俯瞰・客観俯瞰で「無知」の領域に気づく
ここ数年、タスクが手元にある状態、答えがない問題、他者との複雑な調整が必要な仕事や問題にすごく疲れやすくなっており、常に答えや次の一手を求めてしまう。
それはまさに思考停止状態なのだと気づいた。
一方で、その状況を何とかしよう、他のほうほうはないか?と考えることは大の得意。
しかし、それはしょせん「自分都合」で考えており、客観性が弱い。
世の中は思考停止が一般的。という事を肝に銘じ、疑う視点を持つことをまずは一歩としたい。
著者の本はほかにも名著が多く、やはり分かりやすい。
Posted by ブクログ
【物事の領域には3つある】
①知っていること
②知らないこと
③知らないことすら知らないこと
この領域を如何に広げていくか
①は問題も答えも知っている
②は問題はあるが答えがない
③は問題すら見えていない
考えることで③が②に変わる。
つまり問題意識を持つということ。
【どうやって考えを広げるか?】
AとBをつなぐ
①原因と結果をつなぐ(因果関係)
②部分と全体をつなぐ(全体俯瞰)
③手段と目的をつなぐ(手段と目的の関係)
④現在と未来をつなぐ(未来予測)
⑤現在と過去をつなぐ(因果関係)
⑥具体と抽象をつなぐ(具体化と抽象化)
⑦主観と客観をつなぐ(メタ認知)
⑧自分の世界と相手の世界をつなぐ(他者の視点で考える)
Aが知識や経験で見える領域
Bが考えることで見えてくる領域
【考え方】
具体と抽象を行き来する。
部分と全体を行き来する。
2つは次元が違う為、どちらか一方だけだと飛躍はない。
例えば具体から抽象に行くと応用可能なレベルになり、他の分野で具体化することができる。
具体→抽象→具体
思考を飛躍することが可能となる。
なんとなく生活し、なんとなく悩み、なんとなく考えているような錯覚に陥っていた。そんなところから脱する近道を教えられたと思う。