【感想・ネタバレ】美味礼讃のレビュー

あらすじ

人生に必要なこと。それは、よく食べ、よく愛し合うこと――。19世紀フランスでベストセラーとなった食のバイブルを、『パリ 旅の雑学ノート』『料理の四面体』の玉村豊男が、原書の魅力が伝わるよう大胆に編集し、新訳。食の話題にとどまらず、恋愛を何よりも大切にするフランス文化のエッセンスが詰まった原文の妙味を解説。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

2026年始まりの一冊はブリア・サヴァランの美味礼讃。著書の名前も本のタイトルも知っているけれど、読んだことがなかった。いい意味で期待は裏切られ、想像以上に楽しく読んだ。それは編訳・解説の玉村豊男さんの力によるものが大きい。フランス人の一端も理解するのに役立つ本。食についての本なのに、女性のことがまぁまぁ出てくる。それは日本人の私にはピンとこないのだけど、なるほどフランス人にとっての食事とは恋愛、アムールも含めてのものなのだと改めて思う。また、フランス革命の及ぼした影響も存分に感じられる。まさにそれは革命だったのだと、食を通しても見えてきた。そして、歴史は移ろいでも、人々の食べる楽しみは変わらず、アムールも変わらず、美味を探求する人は探求できていたのだなとどこかホッとする気持ちになる。フランス革命、ジャコバン派の台頭、ナポレオンの登場と失脚という歴史の大波にのまれつつも、その変化さえも楽しみ、食を楽しんでいた人がいたことにホッとした。とにかく、面白かった。聞いたことはあるが、読んだことがない本にこれからもチャレンジしていきたい。かなりあるはず。

0
2026年01月03日

Posted by ブクログ

どんなものを食べているか言ってみたまえ。君がどんな人か言い当ててみせよう。
有名な箴言がものがたるように、美食と人間に関する随想。フランス革命期の、時代の雰囲気が素晴らしい。
それに加えて、玉村先生の翻訳解説が素晴らしい。この構成、当然類似はあるのだろうけど、ツッコミにもにたユーモアあふれる解説が心地よい。美味礼讃を料理した、という事か。
どんな本を読んでいるか言ってみたまえ…

0
2019年10月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

森茉莉さんの貧乏サヴァランを読んで、本家もいつか読もうと。
ダイエットのことで、炭水化物を食べるな!とか炭酸水を飲め!とか、今でも似たようなことを聞くからサヴァラン先生すげーって思いつつ読んだのでした(笑。
新訳だし、冗長な部分(自慢話など)大幅カット版ということで凄く読みやすかったです。
訳者さんの突っ込み…もとい補足解説も興味深かったですし。
美味しさを鼻腔で感じるという部分は、先日のテレビでやっていた「すすらないことで風味を4倍も損する」っていうのを思い出して、あぁーって思ったり。
お寿司やさんが口に入れた瞬間にうまいって言わないでって言っていたのと通じるのかなぁ…とか(感想は咀嚼して飲み込んでから。
それから口中調味ね!カルチャーショックでした。日本人独特の食べ方だったとは…。
これもタイムリーにテレビでアメリカ人がカツ丼を食べるときに、上のおかずだけ先に食べてご飯と一緒には食べないのを見られたので「これね!」と。
うん、おもしろかったです。
岩波文庫版もそのうち挑戦してみようかなっ。

0
2025年05月28日

「エッセイ・紀行」ランキング