あらすじ
八歳の春の夜、ファンタジー乙女ゲームの公爵令嬢に転生したことに気づいた、エーリカ・アウレリア。しかも彼女は、猟奇事件イベント開始時に必ず死ぬという役割だった。その死亡フラグを折るために、行動を開始するエーリカ。まずは第一ルート「黄金狂殺人事件」を回避するため、魔法使いの貴族の子息であるクラウスとアンに対面したエーリカだったが――。
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冒険は準備が大切
面白かったです!転生令嬢が死亡フラグを折ろうとして、思わぬ冒険に巻き込まれるのですが、この令嬢は錬金術師の家系で、魔法を使うにはワンドなどを使う必要があるのです。この設定が面白い!使いたい魔法はワンドにチャージされていないといけないから、冒険に出るには、どのワンドを持っていくかなど、事前の準備が大切なのです。どれを持っていくか悩んだり、冒険中に手元にあるワンドをどう活用するか考えたりするのがドキドキします。そして、お話の中で、このワンドの素材や見た目について、それぞれの魔法のワンドが登場する時に必ず詳細が語られるのです。高そうな素材だったり、その価格を想像して冷や汗をかいたり。こういった細かな世界観みたいなものに彩られながら、お話自体がより一層面白く感じられました。
ヒロインはもちろん、兄やクラウス、アンなどみんなキャラクターもしっかりしていて、そして、根が優しい感じ。ヒロインは8歳、クラウスは10歳。死亡フラグを折るだけでなく、溺愛フラグがたってしまいましたが、ヒロインちゃんはまだまだ8歳。母の謎も気になるし、優しい兄を含めた攻略対象たちが今後どう登場してくるのか、続きが気になります。このまま、2巻を読みます!!
Posted by ブクログ
乙女ゲーム転生ものですが、魔法ファンタジー色の方が強いです。ヒロインが小さいので今後恋愛色も加わるかも。
内容にピッタリのイラストなので表紙の雰囲気です。
楽しく読める作品なのですが、どうも情景がうまく想像できない場面があったのです。それが美しいカラーで表現されていてネットよりも理解が深まりました。
ラスボスのザラタンにしても、表紙の迷宮仕様にゴーレム仕様、ちびザラタン(可愛いので今後の登場にも期待)と具体的になりました。
番外編『エドアルド・アウレリアの回想』ヒロインのエーリカ兄(暗黒微笑系)視点。自ら劣等生と言うエーリカ視点と違って、兄から見ると妹はぶっ飛んでるよ。