あらすじ
国民的漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の伝説的ノベライズ、ついにデジタル化ッッッ!!! “組織”の新ボス、ジョルノに対する忠誠心を試されることになったフーゴ。かつてのボス、ディアボロとの対決を前に、仲間たちと袂を分かった彼に対して“組織”が求めた贖いとは、逃走中の裏切り者“麻薬チーム”の抹殺任務に就くことだった……。上遠野浩平が描く「一歩を踏み出すことができない者たち」の物語。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
アニメ版を見終わって最後ジョルノのシーンに感動してロスになり、この本に辿り着きました。これはアニメ最後まで見た方は全員読むべきです!ブチャラティが死んで悲しかったですが、生前の仲間とのストーリーとフーゴの葛藤もわかってすべてがこの本で完結するので。アニメ見ていて最後までフーゴが離脱したままで不思議に思っていたのですがよく理解できてすっきりしました。とてもお薦めです。
Posted by ブクログ
ジョジョの奇妙な冒険には昨年のアニメから一気にハマり、こうして外伝小説にも手を出す程になってしまいました笑
あの一件以降、ひっそりと宙ぶらりんに生きていたパンナコッタ・フーゴが、再び自分を探し始めるおはなし。
ブチャラティやジョルノのように覚悟が決まった物語は良い。いつだって進む道を灯してくれるし、なにより進む力をくれる。でも、この世界にだって、そんな風にはいかない人は多い。むしろ、そういった人の方が多いのです。パンナコッタ・フーゴも、シーラEも、麻薬チームも、みんなそう。進むと言われたって道がたくさんありすぎて何も分からないから、ただ目の前の道を歩き続けている。これは、そんなひとへの応援歌だと思います。
なんとか地を蹴りがむしゃらに突き進む彼らの道に幸あれ。
ひとは、かの黄金の風のように強く、美しくなくたって、歩んでいける。