あらすじ
「俺、店を出すぞ」ある日、自称・ツイてる養鶏農家の村田二郎が、村おこしに立ち上がった。その店とは、世界初の卵かけご飯専門店。しかも、食事代はタダ、立地は限界集落の森の中、とあまりに無謀。もちろん村の仲間は大反対だ。それでも二郎は養鶏場を担保に、人生を賭けた大勝負に出てしまう。はたして、過疎の村に奇跡は起きるのか? 食べる喜び、生きる素晴らしさに溢れたハートフルコメディ。
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Posted by ブクログ
自称ツイてるムーさんが、自分の養鶏場を担保に限界集落の吊り橋を渡った先の森の中に卵かけご飯専門店を作った。天真爛漫で無欲の人は周りがほっておかない、特に田舎は。幼馴染の大吉と直子の大がかりな仕掛けは痛快。陶芸家のワカメくんに関してはなんとなく想像ついたけど、チンピラは考えてもみなかった。居酒屋トミ子の料理、柳生のジジイの野菜はおいしそうだし、源さんのプロ意識もよかった。イタチの生態にはびっくりした。自分では傷ついたと思ってもそれは磨かれてるだけ。顔をいまより五度上向けて歩こう。誰かを笑顔に幸せにするために
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村田二郎
養鶏農家。三十五歳。ムーさん。
村田孝子
二郎の母。六十三歳。
トミ子婆
中村富美子。集落で唯一の小さな「居酒屋トミ子」をやっている。二郎の母と同級生。
臼山大吉
ガキ大将。水稲を中心とした農家。副業として家族で小さな民宿もやっている。
一枝
二郎の母が倒れてからずっと手伝いに来てくれている近所の婆ちゃん。朝の養鶏場の卵拾いと家事を手伝ってもらっている七十七歳。
中村直子
富美子の娘。富美子と二人で店を切り盛りしている。二郎の同級生。学校のマドンナ。離婚して戻ってきた。
奈々
大吉の娘。中学生。
柳生のじじい
地元でも有名な偏屈爺さん。爆発したみたいな白髪頭と、トミ子婆に匹敵するほどの無愛想っぷり。
良一
隣の集落の大工の先輩。
若部剛
陶芸家。小柄&スレンダーでゆえ、力仕事は向いてない。美大生時代から田舎暮らしに憧れていた。二年ほど勤めていた広告系のデザイン会社を辞めて、蛍原集落に引っ越してきた。ワカメ。
メエ子
剛が近所の酪農家からもらった白ヤギ。オス。
由奈
剛が都会に置いてきた恋人。
剛の父
実業家として成功。
ヒカル
二郎が直子にあげた鶏。尻突きで片目を失った。
哲郎
村の青年部。
大輔
村の青年部。
桜田源三
元寿司職人。一昨年の震災で寿司屋の店舗が全壊した。アパートで年金暮らし。田舎暮らしをするのが夢。
セツ婆
七十過ぎ。
健吉
今年八十歳。
広告代理店「徳山組」の男
食品メーカー「GOGO食品」の営業マン
達子
婦人部会のなかでは、若くて美人と評判。
鶴子
下界から花卉農家に嫁いできた。七十歳になろうという。
孝之の嫁
強欲。
寛治
米佑