【感想・ネタバレ】子どもたちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所からのレビュー

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Posted by ブクログ 2022年10月30日

「レイシズムはやめましょう」「人類みな兄弟」とプラカードを掲げていくら叫んでもできることはたかが知れている。社会が本当に変わるということは地べたが変わるということだ。地べたを生きるリアルな人々が日常の中で外国人と出会い、怖れ、触れ合い、衝突し、ハグし合って共生することに慣れていくという、その経験こそ...続きを読むが社会を前進させる。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年05月13日

イギリスの底辺保育所で働く日本人女性が保育所を通して、イギリスの2010年代前半と後半の社会福祉の違いを書いている。
本の構成としては、2010年代中期から後半にかけて、底辺保育所が封鎖するまでを先に書いており、2010年代前半の話が最後に書かれていた。
底辺保育所は当初、アンダークラス(イギリスの...続きを読む階級制度で労働階級より下)が主にいたが、保育所封鎖前は移民が多くなっていた。

イギリスと同じ島国の日本も将来イギリスと同じになるのかなと思った。イギリスは当初、社会福祉を充実させていたが、現在は緊縮財政。日本は今社会福祉を充実させてるが、将来的に日本もイギリスのように緊縮財政をするようになるのかなと思った。

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Posted by ブクログ 2021年03月08日

保育士であり、ライターのブレイディみかこさんの、英国の無料託児所で色々を綴ったドキュメント。
読み応えがあった。英国の政治や保育、教育、福祉、また法律など、知らない事がたくさんあって面白かった。日本との比較も興味深かった。
とにかく読みやすい。難しい問題を取り上げていると思うので、会話文なども多く理...続きを読む解しやすい。
この本の素晴らしいのは二部構成になっているところで、第一部は英国の緊縮財政政策後の時代、第二部は緊縮財政前の時代を、収録している。二つを比べて読み進めると、その違いがハッキリと表現されていて、本当に興味深い。
託児所、という同じ場所の事なのに、国の政策でによってこんなに変わってしまうのか、という驚きがあった。

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