あらすじ
“読み書きが苦手なのは、「がんばってないから」じゃないんだよ” ――「40人学級に3人」の確率でいる、発達性読み書き障害の子どもたちのために、「今」できること、「将来」役立つことを、徹底解説。大反響コミックエッセイ『うちの子は字が書けない』、待望の実践サポート編!
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Posted by ブクログ
「発達性読み書き障害」に関して、実体験マンガと解説を通して、症状や支援の仕方について理解を進められる。
印象に残った箇所2点
①早期に心配しすぎる必要は無い(具体的には小一の夏休みまで)
→時期を超えても読み書きに不安が残る場合は、専門家とつながる、その上で学校で対応可能な配慮を相談する。
②支援をお願いするかは、子どもの意思を尊重する
→障害者差別解消法において、公立においては合理的配慮は義務となっている。親としては、すぐに学校に相談したくもなるが、「特別扱いしないでほしい」という子もいるため、先走らないこと。
読み書きに躓くと、学業全般において自信を失いがちになる、というのは容易に想像できる。子どもをどのように支えていくか、そして最終的に自立していけるように導いていけるか、本著を参考に、夢を拡げるお手伝いをしていきたい。
親御さんだけではなく、学校関係者、教育委員会の方にも是非読んでほしい。