【感想・ネタバレ】超AI時代の生存戦略のレビュー

あらすじ

コンピュータの能力が人間の脳を超える時、シンギュラリティ。
「人間らしさ」という思考停止はやめて、“これから”を読み解く。
ギャンブル性のあること、コレクション的なこと、単純に心地いいこと…人間にとってエモいこと以外はすべてコンピュータにやらせればいい――。
“現代の魔法使い”と称され、世界でもっとも注目されている日本の気鋭の若手学者が丁寧に描き出す「未来のキーワード」を紹介!

IT技術の発展が目覚ましい昨今、「AI」「人工知能」「ディープランニング」などの言葉を聞くことが増えてきた。これに対して、「人工知能の発展で人間の仕事がロボットに奪われるのでは…?」と不安に思うのであれば、是非この本を読んでみてほしい。「ロボットにはできないクリエイティブなことをしよう!」といった、抽象的な結論で終わらず、それぞれの個人がこれからの未来を生き抜くための生存戦略を詳しく説明している。
著者の落合陽一先生は”現代の魔法使い”と称される注目の学者で、ツイッター上でも「エモい」「人間性を捧げろ」などなかなかキャラが濃い発言が多い。気になった人はフォローしてみてもよいかも。

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

さすが落合さんといったばかり、かなり独特な内容の主張が展開されていきます。理解する難易度は少し高いと思いますが、テクノロジーとの関わり方を構築するきかっけになると思うので、是非読まれて下さい!

0
2022年09月26日

Posted by ブクログ

今の私では、自分らしく生きることが最大の武器であるということしかピンとこない。筆者の本当に伝えたいことは、まだ理解できていない…

0
2021年10月07日

Posted by ブクログ


AIはAIとしての仕事を、人間は人間らしいクリエイティブな仕事をすればいいと言う論調が僕は嫌いだ。機械 対 人間ではなく、人間と機械親和性の高い人間との戦いに他ならない。
とのこと。

自分の報酬を自分でデザインする。ギャンブル的な報酬、コレクション的な報酬、心地よさの報酬など。自分のテンションの上がることを自分で理解してするということは大切だな、と思った。

0
2022年07月16日

Posted by ブクログ

生き方・働き方・生活習慣ごとに、今後どう対応したらよいか提案されている。ギャンブルやコンプレックスについての説明が役立った。

0
2021年05月10日

Posted by ブクログ

クリエイティビティでは確かに納得はいかないが、書き方が抽象的すぎて今一つピンとこなかった。

『ブルーオーシャン』を見つけるという主張には同意するが、実際に見つけてのめり込み生業としていくのは難しいのではないか。

0
2020年07月09日

Posted by ブクログ

なんかコラムっぽいまとまり方。
AI時代の生き方、働き方、生活習慣についてつらつら、という内容。抜粋、、

生き方:ギャンブル的、コレクション的、心地よいさ、3つの報酬が得られる仕事にできる趣味をもつ

働き方:ツールを使って時間を作れ、人を動かすための言語は人が伝えるべき

生活習慣:ストレスなく

まとめられず、、

0
2020年07月09日

Posted by ブクログ

「重要なのは完全に覚えている必要ないないけれど、すぐにググれるくらいの知識量は持っていなければならない。おぼろげな想像が、ざっくりとフックがかかっている状態がこれからの時代に理想的な知識の持ち方だ」

0
2020年05月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

以下、読書メモ

・超AI時代、それは機械対人間の戦いではなく
「人間」と「機械親和性の高い人間」との戦い
(機械を使う側になるか、機械に組み込まれる側になるのか)クリエイティブという表現はあいまいすぎる

・多様化の時代、全員が全員、違う方向に向かってやっていることに広い視点で意味がある。相対的な順位争いではなく絶対的な価値。これからは競争ではなくそれぞれが淡々とやる時代。

・自己実現という宗教はもはや全時代的

・能力的に取り替え不可能な人類が存在しなくなったら、趣味ぐらいしか差が見えなくなる
(趣味で差別化が必要 → ワークアズライフ)

・自分の報酬を理解する
→ギャンブル、コレクション、心地よさ
(野球選手:ヒットが打てるかドキドキ、コツコツと体を鍛えて数字を重ねていく、カキーンと打てる快感)
→コレクションとして可視化できれば社会的に必要とされる

・技術的なもののコモデティ化スピードはより加速している(学習コスト、習得コストが劇的に削減されている)
→特殊性を保てない職種が増える、既得権益では生きていけなくなる

・出口につなぐ能力が必要
(入口時点で出口戦略が必要。そうすることでマーケティングは不要になる。)

・不要な作業にかける時間を削減する
→ツールを駆使する、中間の工程を意識しない、機械にできることは極力やらない

・機械に任せて余った時間は、非合理なことに使う(意識的に機械との差別化を図る)
→ランニング、釣り

・プレゼンには「エンタメ」と「効率の良い情報伝達」の2種類がある
→エンタメにはワクワク感が必要、効率の良い情報伝達にはスライドは不要だがアジェンダが重要

・プレゼンベースの仕事は効率が良い

・多様化が進むと政治に対して興味を持たないと不利益を被る可能性が高い。自分の身は自分的守るために政治への参画が必要。(アメリカは多民族国家でステークホルダーのジャンルが多く、政治への関心が高い)

・情報取得の方法
→フィルタリングし、気づくようにしておく
→複数のソースから(自分のコミュニティの情報、自分が専門的に知っている情報、SNSの情報、マスメディアの情報)

・フックの付いた知識が重要
→一度完全に理解する必要はあるが、忘れてしまっても良い。ググれば分かる、くらいの状態。
→おぼろげなものが重なることによって、人間にしかできない想像力が出てくる

・特徴を見出す力が重要
→抽象化して特徴量のさを捉える

・スペシャリストであることが大前提だが、ジェネラルな知識も必要。その意味でもフックをかけておくことが重要。

・ニッチな世界でトップを取るのが生存戦略。
(芥川賞とミステリー大賞の違い、上位互換ではない)

・体を動かさないと脳の働きは悪くなる
→体をどうやって鍛えるかが大切
→自分の報酬を理解すると継続しやすい

・お酒や薬物で一時的に普段と違う壊れた状態にすることで違うアウトプットが得られることもある(機械にはできないこと)

・食欲のコントロールには「遺伝子レベル」を意識する
→脳が欲している、と割り切ってたまに報酬として使う
→他の報酬に置き換えられると尚良い

・コンプレックスとの付き合い方
「強い憧れがあるけど、それが達成できない」
「他人から見て劣っている」
どちらかを意識して付き合う

・20世紀社会は、平均値が高い個体であることがすごく重要だったが今後はピーク値が高い人のほうが重要になる

0
2020年04月29日

Posted by ブクログ

(もうすでにキテいるが)これからさらに来るであろうAI時代に向けての「生き方」「働き方」「生活習慣」を提唱した落合陽一さんによる著書。マスメディアの時代からソーシャルメディアの時代に移るにあたり、全員が同じことを均一で行うのではなく、他の人にない能力を持って行動することが重要になってくる。本書では、34のキーワード(AI・ゲーム・政治・ファッションなど多岐に渡る)を元に著者独自の視点での未来の生存戦略が語られる。

0
2020年03月27日

「IT・コンピュータ」ランキング