【感想・ネタバレ】稼げる農業 AIと人材がここまで変えるのレビュー

あらすじ

「これからは『農家』を育てるんじゃない
『農業経営者』を育てるのだ」
――小泉進次郎氏(自民党農林部会長)

「いろいろな生産者の方と取り引きをしてきましたが、わかったのは、商品を選んでいるつもりだったけれど、実は人を選んでいたということです」
――オイシックス社長 高島宏平氏

担い手の高齢化や生産額の減少など、日本農業の弱体化が指摘されて久しい。
これに対し、第二次安倍政権は「強い農業」を成長戦略の柱に位置づけ、様々な改革を行い、自民党の小泉進次郎・農林部会部会長が進める全国農業協同組合連合会(JA全農)の改革は大きな注目を集めた。
一方、現場の生産者は着々と改革を進め、大きな成果を挙げている。
カギとなるのは、人材の育成とIoTやロボット、AI(人工知能)などのテクノロジーだ。
農業の担い手を「経営者」として育て、テクノロジーを駆使して生産性アップを実現し、「稼げる農業」を実現している。
本書では、こうした農業生産法人や農業に参入した企業経営者らの話を通じて、
日本農業が海外でも競争力を持つために必要なことは何かを明らかにする。
本書は2017年1月開催のシンポジウム「農業イノベーション2017~日本の農業を成長産業にするために~」を再構成したものだが、ここに日本農業の現状を把握するのに不可欠の基礎データなど、豊富な図版を加えた。
この1冊で日本農業の「今の姿」がわかりやすく概観でき、新規参入を考える経営者やビジネスパーソン必須のものとなっている。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

人とICTの力でいかに農業で利益を出すかを語る本。

何ヘクタール辺りいくらの収穫高があるという考えではなく、必要コストと利益を考えることが大切、今まではコストというものにほとんど意識がいっていなかったという言葉に、今の農業の実態が現れている。そして、この本ではICTの技術を導入した農業法人の社長の話が出てくるが、実際に飛躍的に利益が伸びたというわけではないが、その取り組みから従業員の平均年齢が27歳になるなど、見えない部分でも大きな影響が出ていると話す。ICTは利益を出す魔法ではないようだが、農地を集約していく事が今後必ず必要になっていく中で、必ず必要になると思われる。

アイリスオーヤマがお米作ってるなんて知らなかった。

以下、メモ

グリーンリーフ 群馬本社の農業法人
サラダボール 山梨県本社の農業法人
「人を育てる人を育てる」
マイファーム 「自産自消」アグリイノベーション大学を運営
セブンフーズ 熊本本社の農業法人 資源循環型農業
日本版ソペクサ ソペクサ=フランス食品振興会→ワインやチーズを世界中に普及するために生まれたプロモーション機関

富士通開発 「食·農クラウドAkisai」
新福青果 宮崎県の農業法人 ムリ、ムラ、ムダをなくすためのICT 農業の「24時間化」「女性化」「フランチャイズチェーン化」を目指す。

オイシックス ネット販売。ネーミングで付加価値。トロなすとかピーチかぶとか。

ルートレック·ネットワークス 匠の技を形式知化するIOT技術を開発するベンチャー企業

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2018年02月18日

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