あらすじ
歴代首相を輩出し、王子や王女も在籍したイートンやハロウなどの名門寄宿学校。階級が根強く残るイギリス社会のなかで、一握りの上流階級の子女のための教育機関でありながら、文化や伝統の重要な一部として広く共有されてきたのはなぜか。ラテン語・スポーツ・同性愛など、独特な文化とイメージの変遷をたどる。
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Posted by ブクログ
みんなの憧れパブリック・スクール。
イギリスの学校といえばパブリック・スクール。数々の作品で描かれる寮生活、寮対抗試合、監督生、上級生との関係など。しかしイギリスでパブリック・スクールに通った人は本当にわずかなのだ。しかしイギリスの学校=パブリック・スクールのイメージを持っている。この本はパブリック・スクールの歴史から、どのようにしてパブリック・スクールのイメージが作られたのかを紐解く。誰のための学校として生まれたのか。なぜ好意的なイメージになったのか。特にフィクションに描かれた学校や生徒の様子に注目する。また追随する学校の誕生についても述べている。
後書きで著者が子どもの頃に読んだセント・クレアズに触れていたが、自分もまったく同じようにこの作品から女子だけの寄宿学校に憧れを持ったのを思い出した。ハリポタにはほぼ触れられていないが、あれは全寮制、監督生などを持ちつつ、パブリック・スクールのイメージは反映されていないたいうことだろうか。