【感想・ネタバレ】ゲルニカ1984年のレビュー

あらすじ

「ぼくは、ゲルニカっていう本を読んだんだよ。その中に、ちょっと、おもしろい…というか、気にひっかかることがあったんだ」TVディレクターの安田修平は、ふとしたことから、日本がすでに戦争状態にあるのではないかという疑惑にとらわれた。しかし、妻も同僚も一笑に付して相手にしようとはしない。心を閉ざし、何かにおびえ、見えざる影に追われる修平。「戦争ははじまってるんだ…いまは戦時下なんだ。…皆、見ないふりをしてごまかしてる…そうなんだろう?」おそるべき感性で、見えざる恐怖を鮮やかに描き出した問題長篇!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ゲルニカ,エグゾゼ,1984年(オーウェル)という要素が、どう重なっているかよくわからなかった。

1960年代に「1984年」という作品を読んで、将来が不安になったことがあるので、栗本薫の書いていることには思い当たることもある。

ゲルニカには行った事がないことと、現物をゆっくりみたことがないので、安田修平の不安がまだピンと来ていない。

最期に安田美穂が、子供とお腹の中の子供を思う気持ちは、栗本薫らしい女性として生きて行く前向きの姿勢が見えたところはほっとした。

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2012年01月22日

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