あらすじ
ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それは、クラスメイトである山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて――。読後、きっとこのタイトルに涙する。デビュー作にして2016年本屋大賞・堂々の第2位に輝いた話題作、待望の文庫化。累計250万部突破のベストセラー!
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Posted by ブクログ
※※※ネタバレ注意※※※
冒頭から物語のヒロインだと思われる女の子が「亡くなる」という一つの結末を知らされる。
恐らく主人公で、その女の子と深い関係性だと思われる男の子の絶望から始まる。
亡くなるという事実があるので、読み進めていく上で気になることは、2人がどのような関係にまで発展するのか、どのような形でいつ亡くなるのか、という点だった。
どちらとも想像したものとは違っていて、心がぎゅっとなった。とても良い意味で。
特に後者のどのような形でというところ。こんな残酷なことがあるのかと、胸がざわついた。病気で亡くなるものと、勝手に決めつけていたから。それを主人公は「甘えていた」と言語化しているところには、とても驚きつつ感銘を受けた。
ずっと主人公の男の子の名前は伏せられていて、最後の方に名前が出てくる。それまで白黒だった世界に、一気に春の色が鮮明に映る感覚があった。
人との関わりについて、考えるきっかけになった。人と関わり、相手のことを考えたり、どう思われたいと気にしたりするから、人には個性が生まれるのかも。
Posted by ブクログ
友人が多く、明るい性格の桜良と、他者との関わりを持ちたくない「僕」の話。
草舟だからと理由をつけて桜良に付き合っていたが、途中で自分自身で選んで、この人生を歩んでいるのだと気付かされる。
正反対の世界に住む人間だからこそ、多くを学んだ2人。
桜良の想いを、秘密であった共病文庫から受け取り、精一杯「生きる」僕に感銘を受けた。
とてもよかった...!!
映画では知ってたけど内容は全く知らなかったので、読みました。
短い寿命の中誰かと心を通わせて生きる実感を得るさくらちゃんと、長い間心を通わせる事を諦めてきたが彼女と一緒にいることで徐々に人に興味を持ち感情を覚えていく彼のお話
小説を読むのが趣味の彼の語りで物語が進むのでとても読みやすいです。
死ぬ前に色々やりたいことがあるといって彼を食べ放題や旅行につれていったり色々な事をしてたわいもない会話をしながら過ごす2人が甘くて爽やかでワクワクしながら読んでました。
8話笑顔で話すさくらちゃんが途中途中で怒ったり、実は死ぬ恐怖で泣いていたりその弱さを隠す様子が見られる部分に切なさや心苦しさや驚きを感じたり、あれほど人間に興味を持たなかった彼がさくらちゃんと過ごすに連れて、押し倒したり病気を心配してるんだといったり笑ったり感情が見えてくるところが見えて心が温かくなったりしてました。
病気で死ぬんだと思って彼が彼女への気持ちにやっと気づいてこれで2人はどう発展していくんだって時になんで....なんで.....
友達できてよかったな、温かい終わり方でよかったです。
これを読んで、人はいつ死ぬのかわからないから伝えたい事はすぐに言うべきなんだなって改めて痛感したこと、人は心を通わせて生きる実感を得ることを教えられました。
めちゃくちゃ泣けます
読みやすい文章なので、すらすら読めました。
最初の頃の春樹と桜良のやりとりに違和感(非現実感)を感じましたが、読み進むうちにまあこんな子もいるかなと思うように。
でも春樹が共病文庫を読んで、はばかりなく泣く場面は何度読んでも泣けます。
メールの既読かどうかのハラハラ感もすごく印象的でした。
正反対の二人の価値観もすごく伝わってきてよかったです。
最近よく聞くタイトルだったので
買ってみました。いつもはミステリーが好きで青春なお話は読まないんですが、とても良かったです。スラスラ読めるしじわじわと寂しさもでてきます。
Posted by ブクログ
もうすぐ命がなくなるというのにいつまでも明るく振る舞う彼女と人と今まで関わって来なかった僕の正反対の2人の会話が、なぜかしっくり来ているのが不思議な感じである。最後はえっ?って感じで驚きであった。
Posted by ブクログ
桜良のはちゃめちゃに明るい性格が、自分の病と闘っていることの恐怖から来ているものなのかなと思うとすごく切なくなりました…。余命が宣告されている人はその余命までの毎日は保証されている、という先入観を私も持っていたので、桜良の最期がとてもあっけなく、やるせないものに思えました…。明日が保証されている人なんて誰もいないという当然のことを意識させられました。「僕」の名前を最後まではっきりと表さないことで、桜良にとっての「僕」が特別な存在であったことが強調されているように思いました。
映画も観てみようかな
自分の中で引っかかった?ポイントがあって、まず彼女の亡くなり方が意外で驚きました。寿命を全うして欲しかったです。
あとは、なぜ彼女が彼に興味を持ったのかというところがいまいち腑に落ちなかったなーと思いました。
でも、読みやすくてサクサク読めました。面白かったです。
映画の中で彼の呼び方がどうなっているのか気になるので映画を観てみようかなと思っています。
Posted by ブクログ
まさかのー!!!って結末(?)
いやでも本当に彼の言う通り、余命いくばくもないんだから、その短い人生はせめてまっとうするもんだと信じて疑わなかったよね。
いつどんな形で、自分自身や身近な人の命が絶たれるかなんて誰にも分からない。
分からないからこそ、いつが最期になってもいいように毎日を大切に過ごしたい。
…って、こういう類の本を読むたびに思うんだけど、なかなか難しい。