【感想・ネタバレ】テミスの剣のレビュー

あらすじ

ドンデン返しの帝王、渾身の大作!
若手時代に逮捕した男は無実だったのか?
鳴海刑事は孤独な捜査を始めたが…社会派ミステリーに驚愕の真実を仕掛けた傑作。

豪雨の夜の不動産業者殺し。
強引な取調べで自白した青年は死刑判決を受け、自殺を遂げた。
だが5年後、刑事・渡瀬は真犯人がいたことを知る。
隠蔽を図る警察組織の妨害の中、渡瀬はひとり事件を追うが、
最後に待ち受ける真相は予想を超えるものだった!
どんでん返しの帝王が司法の闇に挑む渾身のミステリ。
解説・谷原章介

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Posted by ブクログ

ネタバレ

自分が渡瀬の立場だったら…組織に従ってしまうだろうか…?。渡瀬は自分の罪と向き合い、立ち向かっていく。冤罪を生み出してしまう組織的な構造はきっとどんな組織にも多かれ少なかれあるのだろう。彼のようには現実世界ではできないとは思うが、小さな勇気を心に持ち続けていきたい。

最後の黒幕は、「どんでん返し」ということだったので、なんとなくこの人かなあというのはわかってしまった。「どんでん返し」という紹介もネタバレになってしまうんですね…。25年以上前に見た顔を覚えているのかなあ?
この部分だけが、ちょっと?ですが、それ以外は本当に面白くて夢中になって読みました。

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2025年10月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ここ最近集中して本を読めていなかったのですが、今日は日帰り出張だったので道中に一気読みしました。
中山七里さんの本はどんでん返しが多く、この作品もどんでん返しも同様ではあるものの、読み進める中で場面転換やキャラクターの成長が印象に残るため、一本芯の通ったストーリーになっており面白かったです。
冤罪から始まる重厚なストーリーの中で表現されるキャラクターそれぞれの感情描写がとにかく素晴らしい。記述トリックとかでもないので実写化しても面白そうだな〜と思ったら、もうドラマ化されていました。気になる方はそちらからでも!

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2025年07月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

スルスル読めるし、確かに面白い。面白いのだが、最後のどんでん返しは、何か無理やり今まで出てきた人を登場させたような感じで、そこに至るまでの動機というか心理の描き方がなくて、あまり納得感いく終わり方ではなかったなぁ。面白いのは確かなのだけど。

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2025年10月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

中々どうしてハードボイルドで、とっつき難いけど世界に入れば読む手が止まらない。面白かった。
一方、迫水があっさり自供するのと4人は流石に死刑だと思ったんだが、そこはよく分からんかった。そもそも自分がいい歳で子供もいるから渡瀬マジで余計なことすんなよと思ってた。隠蔽する警察もそうだけど、嘘の証拠でっち上げたやつを吊るしあげりゃよかったんでは。
一個の案件じゃなくて偉くなって上から変えてけよ。

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2025年05月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かったが、たまたま女優がホテルから出てきて、たまたま支配人がそれを見かけたり、犯人も犯人で、何十年も前の出来事なのに、車で前を通っただけの運転手の検事の顔を覚えてて…っていうのがまあフィクションご都合主義で無理があるなあと思った。まあそれ言うと小説ほとんど成立しませんが。笑

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2025年12月13日

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