【感想・ネタバレ】戦略思考の広報マネジメント 業績向上につながる“8つの広報力”の磨き方のレビュー

あらすじ

◎あなたの会社の広報に、「戦略」はありますか?
近年、企業における広報部門の役割がますます重要になりつつある。 その背景にあるのは、企業のグローバル化や雇用問題、SNSの普及など、社会環境の目まぐるしい変化を受けた「ステークホルダーの多様化」だ。
こうした環境下において、企業の広報部門は、社会環境の変化やリスクをうまくコントロールしながら、企業価値の最大化に貢献する役割も求められるようになっている。 本書では、こうした流れを踏まえつつ、企業の広報には「経営戦略と一致した戦略があるべき」とのスタンスに立ち、優れた広報活動とは何か、また広報力を向上させるためには何をすべきかを8つの視点から考察する。

◎「広報力調査」から見えてきた、日本企業の広報活動の実態
本書発行に先立ち、企業広報戦略研究所(電通パブリックリレーションズ内)では、国内の上場企業を対象に「広報力調査2014」を実施した。本書ではその結果をもとに、上場企業の広報活動の実態を分析し、共通の課題をあぶり出す。
併せて、それらの対策に成果を上げる先進企業の取り組み事例を紹介するほか、企業情報を扱うメディアや、ステークホルダーとの関係構築に関係の深い機関への取材を実施。 様々な方向から企業の広報力向上のヒントを探る。

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Posted by ブクログ

戦略思考の広報マネジメント2015/4/2
著:企業広報戦略研究所、 清水 正道

広報とは経営である。
「広報力とは社会が求めるものを的確に捉え、経営にフィードバックする力」でもあり、そのためには、「社会の変化を察知し、自社がどう見られているかを分析し、どうあるべきかを経営に伝えるのも広報の役割」である。

本書の構成は以下の8章により構成されている。
①なぜ広報に戦略が必要なのか
②戦略的広報活動に必要な8つの視点
③広報における3つの活動領域
④広報力向上のための対策1戦略構築
⑤広報力向上のための対策2情報創造
⑥広報力向上のための対策3関係構築
⑦広報力向上のための対策4危機管理
⑧企業が広報力を高めるために

企業にとってなくてはならない機能である「広報」
しかし、その実態はよくわかっていない。企業によって「広報」の捉え方も違い、役割も違うものの、広報がずれればそれは経営にも大きく影響する。

そしてその役割は時代がうつろいでいくに従ったますますその重要性は増している。冒頭の広報とは経営であるとはよく言ったものので読後にはその意味はよくわかる。

広く深い広報という世界。
まだまだ理解するには程遠いものの、体系的にまとめられた本書からは得られるものも多かった。

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2018年10月21日

Posted by ブクログ

とても参考になり、勉強になった。
換算数字で図ることが多い中で、今現在の自分たちの力を把握し、指標を設定して考えていくことができる示唆をしているため、活用できる内容となっていた。

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2016年01月17日

Posted by ブクログ

広報は単に情報発信するわけではない。ステークホルダーとの関係を良くする事が目的。
そのために8つの力が必要。日本企業は特に戦略構築力、情報創造力等が不足していてそれぞれのケーススタディが掲載。
情報創造力の中で、メディアに採用されるポイントIMPAKTを意識する。

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2022年07月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

▼概要
広報とは、企業が主観的に言いたいことを言うのではなく、客観的に利害関係者(ステークホルダー)達にまんべんなく理解して評価を得ること。
広報=経営戦略
(例)桶の木の板が、ひとつでも短いとそれに応じて水(評価)もこぼれてしまう

▼広報の8つのスキル
・情報収集
・情報分析
・情報構築
・情報創造
・情報発信
・関係構築
ーーーーーーー
[基盤]
・危機管理能力
・組織まとめ

▼いいと思ったところ
[誰に?(利害関係者)=経営戦略]
アウトサイダー(1)顧客…生活者(2)取引先…産業界
インサイダー(3)株主…金融界(4)従業員…労働界

[何を]企業評価軸
・情熱的アピール
・ビジョン、リーダーシップ
・財務パフォーマンス
・職場環境
・商品サービス
・社会的責任

[どう伝える?]メディアが取り上げてくれるようなコツ
IMPAKT
Inverse逆説
Most最上級
Public社会性
Actor役者人情
Keywordキーワード数字
Trend時流、季節性

[戦略的広報の実践:どうやる?]
分析シートを活用して弱みを知る

▼面白かったところ
・広報とは、利害関係者に発信だけではなく、情報収集分析構築をして、経営層に伝えるのも役割

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2019年09月14日

Posted by ブクログ

とても面白かった。
これまで広報は華やかな世界だけど、
それによる影響力も「バズるかどうかの運」
だと思っていたところがあるし、
広報の仕方が正しいか?の評価ができないと思っていたけれど、
この本で、
・広報のあり方についてのベンチマーク
・評価項目
がわかり、体系的な理解につながる一冊だった。

弊社には広報部もないので、
社内活性はもちろん、顧客への広報戦略サービスの開発にも役立ちそうだと感じた。
企画書つくってみるー?
キャッシュポイントをどこに置くか、かなあー

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2018年05月28日

Posted by ブクログ

ステークホルダーの広がりへの対応、ソーシャルメディアとの距離感、メッセージの統一、情報を自社にどう活かしていくか

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2020年09月24日

Posted by ブクログ

教科書のつもりで買ったけど、どちらかと言えば事例集かな。
これまでの企業広報とは違う何かが必要だということは良くわかった。
いずれにしても、大きく転換している分野なのだろうな。
ちょっと専門とは遠いのだけど。

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2015年12月18日

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