【感想・ネタバレ】七月の骨 6のレビュー

あらすじ

吉田聡が赤裸々にデビュー前後の己を描き切った
笑劇的半自伝まんが道の決定版!
時田サトシ、21歳。
突如つきつけられた「少年スプライト」休刊のお寒い現実に
堂々、棍棒持って闘う決意を表明するも…一気呵成に反撃!とは
やはりいかず、相も変わらずの一進一退状態。
小出しに与えられる艱難辛苦は、はたまた、はたして、今度こそ、
まんが道爆走の原動力となるのか!?

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Posted by ブクログ

漫画で、悲しいストーリーでなく泣いたのは初めてかもしれないです。
知り合いの数名が凄く面白いと言っていたので読んでみたのですが、
全て読み終えた後、「もっと自分も頑張らなくちゃ」という気持ちで震えました。
今まで、ほんの少しでも「何かのプロフェッショナル」になりたいと夢見た方に、是非読んで頂きたい作品だと思います。

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2013年07月03日

Posted by ブクログ

 吉田聡先生自伝的漫画完結。何度も過去に置いていった自分を振り返りながら進んだ男の物語でした。

 しがみついてでも歩くしか無い。止まっていた人生を動かすために時田聡はそれこそ死ぬ気で前に歩き続けました。枠線から始まり、プロフェッショナル、持ち込み、廃刊。それぞれ時田が止まってしまうかもしれない事柄ばかりでしたが、それでも彼は止まりませんでした。何度も過去を振り返って、響いていく言葉に苛まれながらも彼は描き続けた。最終巻でのご褒美はある意味運の世界だったかもしれませんが、運がくる前にやるべきことをやっていただけのことであって、この先も辛いことがあるかもしれません。それでも彼なら歩き続けてくれる、そういったことを思わせてくれるほど時田聡という主人公は僕の中で努力の人として輝いていました。ここ2,3年で一番好きなキャラです。

 才能とは、プロフェッショナルとは、様々な煮え切らない悩みを巧みな演出で描ききった作品でした。色んな現実に押しつぶされそうなとき読み返したくなる、そんな作品です。おれも頑張るぞー

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2013年06月05日

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