あらすじ
ハーバード教授と心理学者がついに解明。
生産性と創造性は、こうすれば高まる。
小さなスタートアップから、広く名の知れた企業まで、
26チーム・238人に数か間リアルタイムの日誌調査を行った結果、
やりがいのある仕事が進捗するようマネジャーが支援すると、
メンバーの創造性や生産性、モチベーションや同僚性が最も高まる
という「進捗の法則」が明らかになった。
評価でもインセンティブでも明確な目標でもなく「進捗」?
自身の研究やマッキンゼーの調査などでも「進捗」という言葉は見当たらず、
ごく当たり前のことではないかと不安に思った著者は、改めて調査を実施。
だが評価や目標よりも「進捗」が大切だと答えた人は、わずか5%だった――。
1万超の日誌分析、669人のマネジャー調査…35年の研究で明らかになる新常識。
私たちは、マネジメントを誤解してきたのかもしれない。
これまで読んだ中で最高のビジネス書のひとつ。
ダニエル・ピンク(『ハイ・コンセプト』著者)
傑作。自分にとって最も重要なビジネス書かもしれない。
ロバート・サットン(スタンフォード大学教授)
微差の積み重ねこそが、「現場力」の本質だ。
遠藤功(ローランド・ベルガー会長)
「働く喜び」と「成果」を両立させる
シンプルだけど実践的なマネジメント法。
森本千賀子(リクルートエグゼクティブエージェント)
原題 The Progress Principle: Using Small Wins to Ignite Joy, Engagement, and Creativity at Work
※本書の下敷きとなった論文What Really Motivates Workersは、ハーバード・ビジネス・レビューNo.1 Breakthrough Ideaに選出。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
インナーワークライフと進捗の重要性という二つのテーマの本
数多くのマネジャーは、適切な目標設定と社員管理というものがもっとも重要だと考える中、
進捗や進捗のサポートが重要だよと科学的なデータ(統計的な?)に基づいた明確な根拠がある本だと感じた
進捗の法則
仕事のやりがいとは?
その仕事を価値あるものと自ら「認識する」こと
(内発的な動機が重要)
一方で、やりがいをなくす4つのことをマネジャーは行わないように喚起
・部下やメンバーの仕事やアイデアの無関心や否定
・自分の仕事への当事者意識
・自分の仕事は日の目を見ないと疑念を抱かせない
・メンバーたちに分不相応の仕事だと思わせない、また分不相応と感じさせる配分をしない
インナーワークライフ
とは?感情、認識、モチベーションである
インナーワークライフはパフォーマンスの4つの要素へ影響する
・創造性
・生産性
・コミットメント
・同僚性
■日誌をつけることの重要性と効果
■進捗チェックリストの活用
メモ
Posted by ブクログ
「社内を上昇気流に乗せるには」
翻訳者の問題とは思うが、読みづらい。読みづらくて飛ばし読みしているため、誤読しているかもしれない。
内容はインナーワークライフを高めるために、マネジャー(進捗の監督者)が何をすべきかが書いてある。最後のチェックリストは、実践的で役にたつと思う。
Posted by ブクログ
▼NASAの清掃スタッフは「私は掃除することで、人類をつきに送ることに貢献しているのです。ロケットを飛ばす仕事をしています」と仕事に誇りを持っている。
▼マネジメントにおいて重要なのは、豊かなインナーワークライフ(個人的職務体験)を生み出す環境を作り上げることーポジティブな感情、強い内的なモチベーション、仕事仲間や仕事そのものへの好意的な認識を育める状況を作り出す事にある
▼進捗をサポートすることが日々社員のモチベーションを高める最善の方法である
▼マネジャーは進捗による内的モチベーションを用いることで、イノベーションを加速させる事ができる
▼チームリーダーとして取るべき行動
・チームの仕事に関係のある情報を定期的に集める
・プロジェクトに対する重要な決断をする場合はチームを参加させる
・チームの仕事に影響を与えるチーム外の人々との関係性を構築する
・プロジェクトを売り込む
・部下と部下の仕事を尊重する
・部下たちの達成を評価し讃える
・必要なときに、部下たちへの感情的サポートを提供する
・チームの友好関係や仲間意識を育む機会を作る
▼問題はチームのメンバーにではなく、チームのマネジメントにある
▼(ドラッカー)「マネジメントの目的は一人ひとりの人間の強みと知識を生産的たらしめること」
▼(部下が失敗しても)「自分がしたことを理解している限りは問題ない」