【感想・ネタバレ】青の数学(新潮文庫nex)のレビュー

あらすじ

雪の日に出会った女子高生は、数学オリンピックを制した天才だった。その少女、京香凜(かなどめかりん)の問いに、栢山(かやま)は困惑する。「数学って、何?」――。若き数学者が集うネット上の決闘空間「E2」。全国トップ偕成高校の数学研究会「オイラー倶楽部」。ライバルと出会い、競う中で、栢山は香凜に対する答えを探す。ひたむきな想いを、身体に燻る熱を、数学へとぶつける少年少女たちを描く青春小説。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

私から見たら天才的な人たちが数学に一生懸命、本気で取り組んでいる様が伝わってきて、私はその域にいないけど、やっぱ数学って美しいなぁ、と。同じ問題を見ても、人によって見えている世界は違っている、というのは、教えてる時にもすごく感じる。私が見えているように生徒にも見えているとは限らない。どう説明すればその人の世界にストンと落ちるのか、永遠の課題だ。
数学は1人でやるものである、なおかつ、1人でやってはいけない。一見矛盾しているように聞こえるが、夜の数学者に教えてもらって納得した。
タッグマッチ最終戦で、皇が一ノ瀬の十問のうちの一つに1時間で答を出した。1時間で答えられるんなら、この合宿までにどっかのタイミングで解けてたのでは?とも思ったが、この状況、栢山と庭瀬という対戦相手、これらが揃ったからこそ本気で取り組めて結果解けたのかな、と思うと、E2に決闘があることも頷ける。
参考文献を見て、買ったままになって職場の机の中に眠っている本があることを思い出し、明日から少しずつ解いてみようかな、という気にさせられた。

0
2025年01月09日

「男性向けライトノベル」ランキング