【感想・ネタバレ】ただめしを食べさせる食堂が今日も黒字の理由のレビュー

あらすじ

日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2017〈食ビジネス革新賞>受賞!!
いま話題の「未来食堂」店主、初の書き下ろし!
メニューは1日1種だけ。
決算、事業書は公開。
ちょっとしたおかずのリクエストができる「あつらえ」。
一度来た人なら誰でも店を手伝える「まかない」。
etc,etc.
店主1人、客席12席の小さな定食屋から、未来の“ふつう”が生まれている。
その超・合理的な運営システムと、ちょっとした非常識。
削ぎ落とした果てに見えてきた、業種を超えて注目される“起業”の形。
“誰もやったことのないアイデアを形にするということは、
誰もやっていないゆえに普通とは違うわけで、
イコールそれは弱点にも成り得ます。
だからきっと、「やらない」理由はいくらでも思いつくでしょう。
でも「やらない」と決めるのはぎりぎりまで待ってみませんか。
あなたのアイデアを形にできるのは、あなたしかいないのです。”(本文より)

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

訪れた人が主役になれる、究極のおもてなしのヒントがここにはあった。
利他主義ってなんだろうと言語化できずにいたけど、もてなす側はあらゆる可能性でもってかまえを作り、訪れた人が自由にいられる場所を用意する。
これは間違いなく利他だと思った。

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2022年03月22日

Posted by ブクログ

神保町にある「未来食堂」のユニークさはこれまでもメディア等で見聞きして知っていたけど、こうして店主本人の書いた本を読むとその見事さはほんとに痛快。
何か問題やうまくいかないことがあるとき、小手先で変えるよりも一から見直すほうが一挙両得・一石二鳥・三方よしな解決策が出てくると思っているんだけど、未来食堂の「まかない」や「あつらえ」、ただめし券といったシステムやその裏にある考えを知ると、物事何でもうまくいく方法は生み出せるものだなと思う。
最近読んだ山口周さんの本で、かつては問題解決力が重視されたけど、問題解決法がいろいろあるいまでは問題提起できる能力が重要みたいことが書いてあってうなずけたものだけど、未来食堂の例はそれと似ているようで違う文脈のような感じがする。いってみれば問題提起から問題解決まで一貫している、不可分という感じ。自分に引きつけた問題意識に端を発し、それを解決できる方法をとことん考えた末にできたものだから。だから、未来食堂のシステムって爽快感があるんだなって思った。

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2021年05月08日

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誰もが受け入れられ、誰もがふさやしい場所

という理念。
マジョリティーが良いと判断するものではない、というのが味噌だと思った。

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2020年06月03日

購入済み

想像以上にハートが熱い方。

出された3冊の書籍を読み実際に食事とまかないをしに未来食堂へ行きました。
月曜日の仕込み枠でのまかないでした。他のまかないの方も一人いてもちろん初めて同士です。せかいさんと私ともう一人のまかないさん3人で仕込みをします。特別な会話などはなく淡々と指示のもと作業を進めます。ですが居心地が悪いなど全くありませんでした。
「今切ってる大根はピクルスになりますよ。」「この付け合わせは辛くして変化をつけたら面白いよね。」とせかいさんがイメージを共有してくれてその初対面同士の不思議な空間が成り立っていました。
一つの作業を終える毎に「ありがとうございます」と言われていてこちらが動きやすい雰囲気を作る事を意識されているのが伝わりました。

また未来食堂で食べた料理の話をするとレシピを教えてくれたり、こちらが求めていると感じるとご自身の知識を教えてくれました。

動線の振り分け、包丁を使う作業の際はバリケードを作るなど初対面のまかないを受け入れ続けているからこその安全の確保の徹底もされていました。

2時間30分のまかないでしたが3分後には解散。すぐに帰る事は大事と仰ってました。みなさん頑張り過ぎる方が多いからと。
せかいさんは今から浅草に行かないといけないとまかない2人を置いて嵐のように消えていきました。笑
勉強の為にランチにでも行くのかなと想像しました。
まかないを通して未来食堂とお客様の為になることを徹底的に突き詰めている方だなとお会いして更に実感しました。
更に好きになりました。

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2019年06月05日

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未来食堂で一食無料に惹かれ購入。いや、せかいさん凄いわ。自分の理念を簡潔にあらわす文章力。実際に起こったことを想起させる記述力。
並大抵ではない。

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2019年03月27日

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ネタバレ

タイトルに興味を持って読み始めましたが、想像以上に面白かった!まかない、ただめし、あつらえ、さしいれ――どれも変わった試みだなと思いました。メニューは1種類だけで、同じものは基本的に2度と作らないので毎日が本当の「日替わり」というのも面白い。毎日通いたくなりますね。しかもメニューをお客さんにアンケート取りながら決めていくっていうのも面白い。50分働くと1食分がもらえるまかない、それを食べずにただめし券にして他の人に使ってもらうというのもとても素敵なアイディア!あつらえも、自分のためだけに作ってもらえるというのは嬉しい。でも、あつらえは毎回行っているというよりは、ケースバイケースで、相手の欲しているものを察して、あつらえ以外の形を提案することもあるよう。一人一人を大切にしているという気持ちが尊いなと思いました。さいいれは、半分店に置いていけば持ち込み料はかからないというしくみ。だれかが差し入れてくれたものを飲みながら、見知らぬその人に思いを馳せるというのも美しい。ほおっておく接客というのは、嬉しい。あれこれ聞かれたりすることもなく、話す元気もないような時でも、初めて会ったように接してくれるというのは気が楽です。でもさりげなく目配り気配りをしてくれるっていうのが一番居心地が良いかも。どんな自分、どんな状態であっても、ただ、受け入れてくれる場所。なんて素敵なの!行ってみたくなりました。

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2018年03月22日

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自分を信じてやり抜くこと
やりたいことのビジョンを描くこと
特色は弱点となり得ること

未来食堂の具体的な取り組みを知ることも学びだったけど、それ以上にせかいさんの情熱と情熱を形にするために必要なことを学べた。

近いうちに未来食堂に行こう。お昼食べに。

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2017年07月27日

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久しぶりに新鮮な驚きと感想がわく本でした。せかいさんの思考のプロセスがすごい。とても参考になる。ここまでつきつめて自分の思いを落とし込めるかは自身がないけど、やってみようと思う。何度も読み返したくなる一冊。

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2017年06月05日

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筆者の未来食堂への熱き想いと、私の信念に対する熱き想いがシンクロしたなーというのが率直な感想。

「本当に世の中にとって見たことのないもの、ワクワクするものを考えたいのであれば、既存の"良い"に振り回されてはいけない」

まさにその通りやってしみじみ実感。

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2017年05月26日

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「ただめし」という一見非営利に見える活動が、実は緻密に計算されたビジネスモデルに基づいていることに驚きました。効率化と顧客の潜在ニーズを捉える視点が、とても新鮮で学びが多かったです。

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2025年10月21日

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未来食堂、2冊目。
1冊目が開業譚、2冊目のこの本では、未来食堂コンセプトについて、基本的に1冊目と同じながらも、ずいぶん整理されて書かれている。

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2025年02月11日

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神保町にある定食屋の独自のシステムのと、トップダウン式のアイディア実現法の解説。

飲食店を開こうとする人はもちろん、何かしら新しい仕組みを立ち上げようとする方にも、この想いがあってユニークなカタチは興味深いものとなると思う。
ただの面白いこと好きの自分であるが、さっそく「まかない」に挑戦しようと考えている。

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2025年01月16日

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ネタバレ

食べる物に困った人に一食を。あつらえ や まかない、差し入れ などユニークなシステムを取り入れた みらい食堂。みらい食堂の仕組みやその背景にある思いを記した一冊。

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2025年01月14日

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理念と事業と自分がやるべきこと。
きちんと考えて、考え続けている。
潔さと、覚悟。そうやって世を見ているのかな。

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2024年08月09日

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未来食堂の仕組みについて書かれています。確固たる経営思想があり、それに向かってどうすればいいかを徹底的に追求しています。飲食店を始める方は、始める前に読むべきだと思います。おもてなしの心は、思っているだけでは伝わりません。どう形に落とし込むかが大切です。

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2024年06月04日

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メンタル論ではなく、事業内容について詳しく書かれている。
新しい発想が多く、更に現在進行形で実現できており、そのノウハウが書かれているため勉強になった。

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2022年12月09日

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新たなビジネスフレームワークの本でした。
自分は社内で人事教育担当者を管理する仕事をしていますが、本来ビジネスにおいて教育というのは+αの投資の役割だと思います。
そこになくてはならないとして人材の配置などを行なってきましたが、そもそもその人たちがいなくても回るような環境を整えた上で、そのシステムを回すために教育担当者を配置した方がいいんだろうなと感じました。

考えて行動した通りになる。
多少複雑でもなるようになるので、この本からインスパイアし組織改革していこうと思います。

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2022年04月30日

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一日で読めました。読みやすい!!

せかいさんのアイディアのバラエティの多さに驚いた。でも、それは周りの方の声を聞く姿勢、人の感情をよく読み取られてるからこそのものだと思った。

優しくて、面白い世界を作られてるせかいさん、尊敬。

ただめし、まかない、あつらえ、さしいれ、どれも試行錯誤されながら良く練られてる。

心に響く言葉もたくさんあった。


今の仕事に役立つ考え方をたくさん吸収できた。


\(^^)/

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2020年10月11日

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「芯が強い」が文章からひしひしと。まかないやただめしなどシステムも凄いがそれを実行してしまう強さ。世間の良いに流れず自らが持つ正解を人のために形にする凄さ。自分の良いを社会でそのまま出して勝負する姿はかっこいい。そんなシブい食堂。

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2019年10月03日

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オペレーションの効率化、どこでも儲けて、どこで自分のやりたいことを実現するかがしっかり考えららている。

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2019年06月14日

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素敵な発想とビジョン,実現への確固たる意志と行動力に驚きました.これならたくさんの人が支持する理由もわかります.またこれからもどんどん進化していくのではないかと楽しみです.

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2018年11月27日

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子ども食堂の話と思っていたら違った。
著者の違和感は頷けた。
サロン18禁というアイディア、善いものではなく必要とされるもの、精神的飢えを満たす場所というコンセプトは興味不快。

ただめし券やまかないさんというシステムを取り入れて、新しい居場所としての存在は新鮮だった。

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2018年04月08日

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私は去年より個人でお仕事を始めたので、ビジネス書を読みあさりました。ビジネスについて、ちんぷんかんぷんでしたので。

小林せかいさんは、東京で「未来食堂」を経営されています。ただめしをどう組み込んだか、個人にあつらえるおかず、廃棄を出さないためのシステム。
どれもこれも斬新なのに懐かしい。この本を読んで、せかいさんに会いにいったのが懐かしい☺︎

これぞ理系!って感じの方でした。とっても論理的で、でもその中に情熱みたいな熱いものがありました。使ってる食器可愛いかった♪2016年の日経ウーマン・オブ・ザ・イヤーを受賞されています。

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2017年11月22日

Posted by ブクログ

「子供食堂」に興味があり、同じ様な感じかなと思い手に取る。

・50分間お店を手伝うことができ、ただめし券を入手出来る
・そのただめし券をお店の前に貼ることにより、ただめし権を別の人に譲渡できる
・お店の前にある途切れたことのない「ただめし券」を使えば、ただで定食が食べられる

と言うユニークなお店の店主、マルマルさん( 日経WOMAN ウーマン・オブ・ザ・イヤー2017受賞)

東京勤務と言う事は通勤時は大変だが、こういう時良かったなと思う。行きたいイベントやお店が見つかったら直ぐに行けることだ。
早速明日のお昼にでも行ってみようかとHPを見てみると

「5/29まで産休の為休みます」

とのこと。行けないのは残念だが、おめでとうございます!!!

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2017年05月03日

Posted by ブクログ

メディアでよく取り上げられる未来食堂の運営ノウハウを惜しげもなく記述している。このノウハウだけでも面白いのだが、やはり理念というかこだわりを強く感じる。飲食だけでなく、価値あるビジネスを作ろうとする人には参考になる一冊。

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2017年03月30日

Posted by ブクログ

 できそうもない事をやってみる能力が格段とある人には何ら得るところはないだろう。あらゆる人間にできることなどないなか、すべてに富という自由を与えられればと考え、考え抜くとこうなるのだろう。

 これ以上も、これ以下もない良くできたシステムとしてこれから先々そう未来に向けて残ってもらいたいものである。

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2017年03月08日

Posted by ブクログ

着想から現在の運営における考え方や戸惑いについて、飾らず赤裸々に綴られていて、「何か」を始めたいと思う人々にとって参考になることが多く詰まっていると感じます。

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2017年01月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この本のここが好き

「やらない理由は幾らでも思いつくでしょう。でも、やらないと決めるのはぎりぎりまで待ってみませんか。あなたのアイデアを形にできるのはあなたしかいないのです」

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2024年07月16日

Posted by ブクログ

元クックパッドの社員さんが立ち上げた神保町にある「未来食堂」。
定食は日替わりの一食のみ、ほかにお手伝いすると一食ただになるまかない、プラス料金で作ってもらえる誂え。飲み物持ち込み自由(半分は店に提供、残りは飲み放題)など、飲食店としては異色の経営形態かと思います。

感覚的にはビジネス書になるかと

螺旋型コミュニケーションという言葉が良く出てきますが、なるほど無記名だけど、未来食堂を介して人と人がつながっていくのはまさに螺旋型。
ちょっと早い考えなのかなと感じましたが、まさに今の時代に受け入れられる形かと。

ただ、このパターンはほかの食堂でやるのは難しいと思うので、起業する際の参考書として読むのが良いかと。

一回、食べに行ってみようかなぁ…。

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2024年04月24日

Posted by ブクログ

本としては微妙だけど、未来食堂のビジネスモデルは面白い。まかないとして、客に掃除と料理をやらせる。その対価でただめしを与える。オープン化は面白い。ただ、この仕組みを普遍化できるのかが課題に感じた。

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2022年03月23日

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