【感想・ネタバレ】トヨタのカタ 驚異の業績を支える思考と行動のルーティンのレビュー

あらすじ

トヨタ生産システムは、その多くが「ルーティン」によって支えられている。ワールドカップ・ラグビーで一躍脚光を浴びた五郎丸選手の独特なポーズを伴う「ルーティン」同様、トヨタを理解するにはその「ルーティン」を理解するしかない。
本書は、トヨタの専門家の指導方法の背後に、武術のカタ(型)と同様の基本動作があること、その基本動作のベースにあるメカニズムの解明に成功している点で画期的だ。

トヨタの「カタ」には、「改善のカタ」と「コーチングのカタ」がある。「改善のカタ」の特徴は、不確実性を前提としたイノベーションの進め方にあると著者はいう。
欧米流マネジメント思考の結果主義では、「何をしてもいいから、とにかく結果を出せ」という態度になる。これに対し、トヨタではプロセスを改善し続けるために「改善のカタ」を使う。
著者は、このプロセスの改善が、イノベーションの方法となっていることを明らかにする。

従来のトヨタ本は、大半が個別のテクニックを語るノウハウものか、抽象的な概念をそのまま語っているものの両極端だった。本書は、具体的な改善の推進方法をそのメカニズムから理解してもらうというユニークなものだ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

クソ長いので、少しずつ
4/22 p53
トヨタの表面上の方式(カタ)を取り入れ、カンバン方式やプル型などを取り入れる会社は多いが、それはトヨタの本質ではない。それを生み出した、トヨタ社員の継続的改善とその意識を植え付けるコーチのやり方(カタ)こそ、トヨタのカタ??

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2019年04月22日

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