【感想・ネタバレ】わけあり円十郎江戸暦のレビュー

あらすじ

「直心影流、橘円十郎、参る!」両親と死に別れ、叔母の嫁ぎ先である江戸・日本橋高砂町の口入れ屋に居候している円十郎は、直心影流の俊英と謳われたほどの腕を持ちながらも、気の合う二人の牢人仲間・馬淵と宇佐美とともに気ままな日々を送っていた。馬淵は六尺を超えるような巨漢で強力の主だが、剣の腕はからっきし。宇佐見は陰気な顔をした寡黙な男だが、馬庭念流の遣い手、手練である。ある日、日雇い仕事に出ていた三人は、その帰り道、円十郎の出自を問いただす謎の四人組の武士に襲われた。なにゆえ円十郎が狙われたのか!? 円十郎の身辺を嗅ぎまわる得体の知れない影の存在から、彼が“わけあり”であることが明らかになっていく。期せずして、ある藩の御家騒動に巻き込まれてしまう円十郎たちの行く手には……。夜陰を切り裂く刺客の斬撃、飛び散る青火――謎に包まれていた自らの素性をめぐって、円十郎の剣が冴えわたる!

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Posted by ブクログ

よくある設定である。何処かのお殿様の忘れ形見(橘円十郎)で市井に暮らし、口入屋(安田屋甚兵衛・お勝夫婦に娘おふく)の用心棒家業、二人の同じ浪人者がいて一人(宇佐美又八郎)は腕が立ち、もう一人(馬淵重蔵)は気がいいだけである。
今回でさる藩の隠密さちが加わり、色々な展開が期待できそうである。ある面ではワンパターンが気楽に読めていい。

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2010年04月16日

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