あらすじ
「センセイ、僕たちを助けてください」ある小説家のもとに、手紙が届いた。送り主である中学二年のタケシと、小学五年の男子リュウに女子のジュン。学校や家で居場所をなくした三人を、「物語」の中に隠してほしい。その不思議な願いに応えて、彼らのお話を綴り始めたセンセイだったが――。想像力の奇跡を信じ、哀しみの先にある光を探す、驚きと感涙の長編。毎日出版文化賞受賞。
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Posted by ブクログ
みんなは、いま、それぞれいろんな壁にぶつかってると思う。その壁は、ほんとうに分厚くて高くて、目の前いっぱいに広がってるんだと思う。でも、ちょっとだけ時間のスケールを大きくしてみたら、いまの壁も、いつかは越えられるかもしれない。
親の大事な数字4桁は、お兄ちゃんの誕生日。
嫌いな子、たくさんいるんだ、リュウって
じゃあ、リュウのことを嫌いな子もたくさんいるんだ。
5日かけて毎日じっくり読んだ。バイト中も読みたくてうずうずした。地下鉄を待っている間にも読んだ。
本当に、生きていてくれるだけで良いんだけど、当人は、苦しくて苦しくて仕方ないんだなあ。
登場人物の心理描写が本当に丁寧で、終盤はつい泣いてしまうところもあった。
信じられるものがないと、生きることが辛くなるよなあ。
Posted by ブクログ
p.223
エミさんは「おとなをナメんな」と、笑いながら、そっけなく言った。
恵美がでてくるとは!
また、きみの友だちを読みたくなりました。