あらすじ
私の名は、大穴(ダイアナ)。おかしな名前も、キャバクラ勤めの母が染めた金髪も、はしばみ色の瞳も大嫌い。けれど、小学三年生で出会った彩子がそのすべてを褒めてくれた――。正反対の二人だったが、共通点は本が大好きなこと。地元の公立と名門私立、中学で離れても心はひとつと信じていたのに、思いがけない別れ道が……。少女から大人に変わる十余年を描く、最強のガール・ミーツ・ガール小説。
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Posted by ブクログ
小学校から私立に通って、私が落ちた私立中学校に合格した友だちがいた。気がついたらその子は中学2年生でパパ活を始めておじさんに処女を売っていた。
彩子を見ているとその子を思い出した。
正反対な境遇で育ったけれど、仲良くすごしていた2人はすごく和やかだったけれど、成長していくにつれて穢れていく彩子と普通のレールに戻るダイアナを見ているのが苦しかった。
その子、元気かな
Posted by ブクログ
まさか小学生から大人になるまで二人が口きかない展開になるとは思わなかった
置かれた環境が変わっていくと関係性にもヒビが入るのって女性の友達関係特有だよね
痛いところ突かれた気がする
お互いがお互いに持ち合わせてない部分に惹かれて築かれた関係性って本当に素敵だけど、だからこそ理解し合うことが難しい
相手を好きになった理由が、タイミングによっては嫌いな部分になることがあるの、残酷だよね
でもこの二人は最終的に分かり合えて良かった
Posted by ブクログ
あそこまで性格も境遇も違うのにお互いに憧れ仲良くできていたダイアナと彩子が羨ましいと思った。
誤解をきっかけに道が分かれた後でさえかつての憧れが苦境に悩み苦しんでいるとはつゆほどにも思わず相変わらず眩しい存在だと信じて疑わない偶像崇拝にも似た感じがなんとなく“少女たればこそ”っていう感想を抱かせた。
時々出てくる文学を通した会話がなんだかお洒落で素敵だと思った。
分かる人同士の会話というか、分かる人にだけ通じる感覚というか。
Posted by ブクログ
正反対の境遇で生まれ育った2人の少女がお互い心を許し友情を育む中で生まれた僅かな歪みから距離を置いた期間を経て再び絆を取り戻すまでの成長物語。「赤毛のアン」をオマージュしたような設定で読みながらどこか懐かしさを覚えながらグイグイ惹き込まれてあっという間に読み終えてしまった。
様々な側面から生きづらさを感じる少女たちがほろ苦い経験を積んで成長していく様子は感動的だけど単なる友情物語ではなく親子の絆も描かれていて時やヒトによって様々な捉え方があるものの親という根底の存在の強さに心を打たれた。
とても心に響いた自分を鼓舞する呪文を備忘録として。
〜なんびとたりとも私を縛ることはできない。私に命令できるのは、この世界で私ひとりだけ〜
Posted by ブクログ
外見も境遇も正反対のふたりの少女が親友になる。進学する学校も名門私立と地元の公立で離れ離れになって仲良しでいようと約束するけど、すれ違いで喧嘩して疎遠になる。それぞれ別の道へ進んだけど、ふたりとも成長し強くなっていく姿が素敵だなと思った。登場人物も温かい人ばかりだし、最後ふたりがまた再会して仲良しに戻れて安心だった。
おもしろかった
まさかまさかのお父さん
逆にリアルでそうきたかーって感じ。
主人公の二人のお互い感じているギャップ
二人の成長、大変面白かった
本当に二人ともいい子で純粋で、若くて
とっても応援したくなった
ティアラの過去をもう少し知りたかったなぁ
実家とのやり取りとか
でも私もティアラみたいに、
どんな辛い過去も、
切ない過去にも、
しんどい今にも負けないで、
いつでも明るく、娘を愛して応援できる、お母さんになりたい