あらすじ
隣国の王、アリステアの戴冠式に王子エドワーズの侍女として同行したシルヴィア。彼女は王子の公にできない異母妹で、周囲には王子の愛人だと思われていた。アリステアはシルヴィアが以前に心惹かれた相手だったが彼もシルヴィアを誤解し、なじりながらも抱こうとする。「お前をどうしても手に入れたいほど愛している」愛した人に手荒に扱われ、心乱れるシルヴィア。一方、エドワーズはアリステアの妹王女に求婚しようとしていて!?
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主人公がすごく芯が強くて泣ける
作家さん買いです。
王の隠し子というのはよくある設定ですが、王の娘と認めない上に結婚もダメとか言われちゃうのはなかなかないですよね。
幼い彼女に気づきを与えて、彼女に生き延びるスキルを身に付けさせるヒーローもカッコイイ。
大人になってからのヒーローのが若干残念ですがw
でもやはり登場人物はみんな魅力的で、安心して読めます。
1番の見どころはヒロインが自分の心を守ろうとヒーローに想いを伝えるところ。
女性はかくありたいものだと思わせられました。
よいお話でした。
。
後半が、しっかり者のシルヴィアちゃんが、ぼんやりしているのか、現実を取り戻したのか、ちょっと曖昧でした。
一気読みしたのでとくに。
なんで、アステリアのあの所業の数々を、愛情と受け取れるのか…
これが恋のなせる技なんですかねー…
シルヴィアちゃんが、正気に戻って、ハッピーエンドの展開にするにはページがあと少し足りなかった。惜しさに☆1つマイナスで
けなげ
今回のヒロインも健気で思いやり深く、立場を柔軟に受け入れるあたたかい女性でした。しかも聡明で努力家。魅かれないわけないですよね。
そんな彼女に兄の優しさは沁みました。
頑張る彼女に偶然にも転機に遭遇するヒーローとのやりとりも先を想像させるストーリーでした。
一人称語りはこの作者さんの十八番のようですが、この作品もそうでした。
設定も物語のテンポもよく、夢中になりました。
話の流れは自然なのですが、シルヴィアとアリステアが初めて結ばれるシーンと、その後、アリステアがシルヴィアの身元をわかってからの二人のやり取りが、いまいちでした。
この作者さんのヒロインは性格のいい女性が多くて、シルヴィアもそうでした。