あらすじ
実は驚くべき歴史通だった! 水丸さんの旅エッセイ
城址に立つと「兵どもが夢のあと」とでもいうのか、ふしぎなロマンに包まれる。なまじっか復元された天守閣などない方がいい――十万石以下の一番それらしい雰囲気を残す城下町を、地図を手に歩き、歴史に思いを馳せ、名物に舌鼓をうつ。城と歴史をこよなく愛した水丸さんの、味わい深い紀行エッセイ。
歴史的事件や人物の逸話、四コマ漫画も読んで楽しい。
解説・松平定信
【目次】
村上市(新潟県)
行田市(埼玉県)
朝倉市(福岡県)
飯田市(長野県)
土浦市(茨城県)
壬生町(栃木県)
米子市(鳥取県)
安中市(群馬県)
岸和田市(大阪府)
中津市(大分県)
掛川市(静岡県)
天童市(山形県)
新宮市(和歌山県)
西尾市(愛知県)
大洲市(愛媛県)
亀山市(三重県)
木更津市(千葉県)
高梁市(岡山県)
沼田市(群馬県)
三春町・二本松市(福島県)
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Posted by ブクログ
3年前(3日後が命日だ!(◎_◎;))に亡くなった、安西水丸さんの訪城記。その選択も渋いっす。村上城とか、安中城とか、請西藩とか、多くの人が知らないんじゃないか。
城跡と町の歴史と街並み、酒、食べ物、温泉、そして前フリ的に語られる、安西さん自身の思い出やエピソード。添えられたイラストとも相俟って、ほどよく肩の力の抜けた読み物になっている。
ふらっと旅に出かけたくなる一冊。