あらすじ
カタルシスNo.1のハードサスペンス!
ガレージで発見された、黒焦げの男の遺体。殺したのは、男にさらわれ全裸で監禁されていた20代の女性フローラ。現場に駆けつけた女性刑事D・D・は、フローラの素人離れした身の守り方に不信感を抱く一方で、男と3人の女性失踪事件との関連を疑う。そして、フローラもまたかつて世間を震撼させた誘拐監禁事件の被害者であることを知る。ところがその矢先、フローラがまたも失踪する。未解決失踪事件の被害者、フローラを取り戻そうとする母と彼女が唯一頼るFBI捜査官、そしてかつて彼女を監禁した男。一見バラバラだったピースがつながった時、あまりに壮絶な過去が浮かび上がる。そしてすべての謎が解けた時、震えるラストが……!
米国のヒットメーカーが新境地に挑んだ、カタルシスNo.1のハードサスペンス。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
だいぶんと前にFBIプロファイラーの”Killing Hour”を読んだ事があっておもしろかったような記憶があるんですが、今回翻訳版で読むのは初めて。デテクティブDDワレンのシリーズ8作目、今回の被害者はフローレンス・デイン、7年前にフロリダで女子大生をしていたときに、誘拐され棺桶に入れられ洗脳され472日間後に救出されたサバイバー。その過去と現在進行形の誘拐事件をクロスオーバーさせながらストーリーがすすむ。かなりセンセーショナルでグラフィックなのでホラーよりに感じる人もおるかも。一応ミステリ&スリラーやとは思います。とにかく、バラ入りするフローラの472日間の回想シーンは圧巻。が、いつもの私パターンとしてシリーズものの途中の巻を読むと、その主要キャラが非常にうざく感じてしまう。最初から読めばそのウザさの理由もわかるんだろうが、、。ま、ともかく棺桶て恐怖ですねぇ、書きだしの部分はライアン・レイノルズ主演の”Buried”を思い出しました。髪の毛マッチロケになります。飢餓とか強姦などの拷問も酷いですが、やっぱり五感を奪うというのは一番つらいかと感じました。良い出来の性犯罪誘拐ものでした
Posted by ブクログ
カタルシスNo.1のハードサスペンス!とのことだが、確かに読み終えた今はそう感じる。
でも読み終えるのが大変だった。
誘拐された主人公の悲惨な状況、女性刑事D.Dの奮闘と独りよがりな性格。リサ・ガードナーは「無痛の子」が最初で2冊目に本作を読んだ。
いつも特異な体験をした女性が出て来てD.Dと絡む。
読み進めるのが辛くて時間が掛かるのが難点だが読み終えて暫く経つとまた読みたくなる。
でも当分いいかな。
作品紹介・あらすじ
カタルシスNo.1のハードサスペンス!
ガレージで発見された、黒焦げの男の遺体。殺したのは、男にさらわれ全裸で監禁されていた20代の女性フローラ。現場に駆けつけた女性刑事D・D・は、フローラの素人離れした身の守り方に不信感を抱く一方で、男と3人の女性失踪事件との関連を疑う。そして、フローラもまたかつて世間を震撼させた誘拐監禁事件の被害者であることを知る。ところがその矢先、フローラがまたも失踪する。未解決失踪事件の被害者、フローラを取り戻そうとする母と彼女が唯一頼るFBI捜査官、そしてかつて彼女を監禁した男。一見バラバラだったピースがつながった時、あまりに壮絶な過去が浮かび上がる。そしてすべての謎が解けた時、震えるラストが……!
米国のヒットメーカーが新境地に挑んだ、カタルシスNo.1のハードサスペンス。
Posted by ブクログ
精神的にきつい描写が多め。これは本当に精神がきついという話で、肉体の損壊の描写を見て心が辛いとかではなく、人格崩壊プロセスとかそういう辛さ。共感できてしまうと割と嫌な気持ちになれる。
主人公格のフローラは信用できない語り手と呼んでも差し支えないような印象で、作品としてのミスリードには何度も引っかかった。とはいえ全体としてはそこまで「おもしろかった」という感じにはなれず、このシリーズの邦訳が出ているとしても手に取りはしないと思う。
Posted by ブクログ
長いこと監禁された女性が、再び”監禁”の影におびえながらも犯人と戦う。それを追う女刑事・・・。
う~ん、ハードなサイコ物かなという出だしだったが、ストーリーはともかく、”監禁”シーンが丁寧を通り過ぎてまだるっこい。延々と同じような描写(文字通り同じセリフも何度も出てくる)が続くのが退屈で、読んでいて飽きてくる。
犯人を追う刑事側も、メンバーとの葛藤や家庭の様子も何故か中途半端にチョコチョコ描きこまれている。
後書きを読んで分かったけれど、これはシリーズ物の一作らしく、道理でいきなりの人間関係、と納得。
このレベルで他のシリーズの翻訳は無理かな?
同じ監禁物でも「パードレ~」などと比べると低レベル。