あらすじ
冨山和彦氏、推薦&解説! 「戦闘力を備えたプロフェッショナルになるための必読書」ビジネスパーソンの日常は「説明」の連続だと言っても過言ではない。そして、説明一つで企業の命運、プロジェクトの浮沈、上司からの評価を決定づけてしまう場面も少なくない。では、修羅場で私たちは何を発言し、どう振る舞えばいいのだろうか。共同通信で日銀キャップ、経済部次長を歴任し、有事における経営トップ、企業人を取材した小野氏、産業再生機構、IGPIで企業の生き死にと向き合ってきた池田氏によるコミュニケーションスキルの決定版。【内容例】どうすればメッセージは相手に伝わるのか/人は得意なところでつまずく/ジョブズのプレゼンの「形」/自分の努力をアピールしてはいけない/あえて直接言わずに遠回しに伝える/身近な情報を加工する/権力を死守する人たちが繰り広げる熾烈な心理戦/組織として言ってよいこと、ダメなこと etc.
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Posted by ブクログ
二人の危機管理のプロ、元共同新聞社の記者・デスクと元日銀マン・企業再生の広報マンによる修羅場での説明力。
発信力:伝達力(5W1Hと情報を寝かせること)+広報力(事実を突き詰め、簡潔に、相手の気持ちを考えて)
独立力:スキルと人脈の棚卸、社外アンテナでの情報収集
情報力:交換を予測した情報×ギブアンドテイクの人脈の拡大
調整力:交渉の相手方と社内への最低限死守すべきラインを決めることでのその中間に落とすwin-win
舛添元都知事、東芝、スズキ、都知事選での鳥越氏、プレス対応、私的再生を進めようとする企業の銀行や取引先との対応、実例に基づくエピソードに迫力が感じられる。
立場の違う二人の著者が入れ代わり立ち代わりに書いているので前半は戸惑うが、それぞれの立場が飲み込めてくると馴染んで深みが味わえるようになる。
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