【感想・ネタバレ】鬼速PDCAのレビュー

あらすじ

PLAN(計画)、DO(実行)、CHECK(検証)、ACTION(調整)の4ステップからなるPDCAサイクルは、ビジネスパーソンであれば誰もが知る古典的なフレームワークだ。
しかし、PDCAほどわかっているつもりでわかっていない、そして基本だと言われているのに実践している人が少ないフレームワークも珍しい。
PDCAを極め、「鬼速」で回せるようになると、仕事に一切の迷いや不安がなくなる。そして、常にモチベーションを保ったまま、天井知らずに成果をあげられるのだ。

★「鬼速PDCA」とは?
「鬼速PDCA」とは、PDCAを、高速を超える「鬼速(おにそく)」で回すことを指す。
このPDCAモデルは我流ではあるが、10年以上の実践を通して磨かれてきたものだ。
野村證券時代に支店での営業やプライベートバンカーとして数々の最年少記録を残せたのも、
独立後わずか2年で月間1000万PVを超えるWebサービスを作れたのも、すべて鬼速PDCAを実践してきたおかげである。★「鬼速PDCA」のしくみ
- 目標へのロードマップの全貌をロジカルに導く「因数分解」
- キャパオーバーを防ぐ「工数棚卸しシート」
- 仕事の先送りがなくなる「半週ミーティング」
- 仕事のモレ・ムダがなくなる「鬼速進捗管理シート」
- 日々の気づきを行動に変える「なるほどシート」
- 自分を成長させる習慣を定着させる「ルーチンチェックシート」

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新入社員必読!そして人事部は入社前の課題図書として採用するべき一冊です。ビジネスパーソンに必須だと言われ続けてきた「PDCAサイクル」に焦点をおいた本です。PDCAサイクル趣味、恋愛などビジネス以外でも使える超便利な目的達成ツールなので、なにか叶えたい願い、達成したい目標がある人はこれを期にGETしちゃいましょう。またこの本の元ネタとなった著者 冨田和成先生のブログ「ZUU社長 冨田和成の鬼速ブログ」もかなり質の高い情報が満載なので、気になった方はぜひそちらもチェックしてみて下さい!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

一年の計は元旦にあり、と申します。私もこれまで、正月休みを利用して、今年はこれをやるぞ、あれをやりたいなどと散々決意を固めたりしてきました。

だけれども、残念ながら、そうした目標が大概うまくいかず、時に忘れ、時に三日坊主程度、良くて数カ月しか続かないことは皆さまも経験があるかと思います。

そうしたときに、社会人ならPDCAというフレームワークを思い浮かべると思います。

私も仕事でもプライベートでも、見様見真似でPDCAを回してきましたが、どうもC(Check)がうまくできません。

目標を設定して計画はするものの、計画倒れ、一部分を実行したっきり、予定はしたけど遅延に遅延が重なり結局やりたいこともやれず…こういうことはある意味「日常」であります。

ということで年始年末に新年の目標を考えつつ手に取ったのが本作であります。

・・・
私はPDCAのCのやり方をもっと学びたいと思ったのですが、初めの数章で私の思い込みは打ち砕かれました。


筆者曰く、殆どのPDCA不全症候群はPの不足であると述べます。
そこで、むむっとなります。いや俺、結構しっかり計画立てているんだけどなあ、と。でも読み進めるとよくわかります。

・・・
言うならば、本作はむしろロジカルシンキングの本、と換言することもできると思います。

一つの目標や課題に対して、なぜそれが問題なの?どうやれば解決できる?WhyやHowを繰り返し、目標・課題の要因の樹形図を作るというものです。

こうした樹形図ができれば、あとは個々のノードにぶら下がっているアイテムが、筆者が言うKPI・KGI・KDIなど、タスク管理の単位となります。

ここまで片付けば、あとは週次なり月次なりでアイテムに対する進捗が簡単に管理できる、ということになります。その振り返りでは何でうまくいかない、どのようにアプローチしたらうまくいく、ひょっとして本当は必要ないか、などと問うことも含まれます。

良く分からないサマリで申し訳ないのですが、詳細は是非本作をお読みください。

・・・
再びリキャップすると、本作の要旨は、PDCAのPの部分をロジカルシンキングでブレークダウンする、と。個人的な感覚ではこの段階で60%程度PDCAの出来不出来が決まる気がします。Dは文字通り。そしてCとAは再び自己省察が必要です。ただしPがある程度できていればCはそこまで重くない気もします。

・・・
ただ当たり前ですが、本作はPDCAを回しつつ読む、PDCAがうまく回らないときに再度筆者の考えに立ち戻る、という使い方をしないと役には立たないと思います。また自分で手を動かして紙に書きだす、図式化を試みるなど、とにかく自分でやってみないと内容が理解できないと思います。

その点ではより壁に多くぶつかって苦労し考えてきた方こそ、再読回数が少なくて済むのではないでしょうか。私は・・・あと3、4回は再読が必要かも笑

・・・
ということで、PDCAマニアによるPDCA本、でありました。
なかなか為になりました。私はこの本を読んでいる最中に本年の目標を立ててみました。この本に従い、目標を遂行してみようと思います。そして一年後、ひょっとしたら私はすごい人になっている?かもしれません。知らんけど笑

私のような人生の夕暮れのおっさんにも相当参考になりましたが、それ以外にも、決めた目標がうまく達成できない人、どうしてもやり遂げたいことがある方、自分のPDCAがなんかうまくいかない方、そうした方にはかなり参考になる本かと思います。

0
2023年01月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

PDCAとよく言われるけど、その原点となる本。
「暗闇の砂漠で、ほかの人は見えない中で探りながらオアシスを探すが、PDCAを使えればはっきりと見えた状態でオアシスに向かっていける。」みたいなのが印象的

0
2022年08月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

P20
PDCAが「前進を続けるためのフレームワーク」である限り、それを、高速を超える「鬼速」で回し続けることで、会社、部署、そして個人が圧倒的なスピードで成果を出し続けることができる。さらに、前進していることを実感することで自信が湧き、モチベーションにドライブがかかり、さらにPDCAが速く回る。
P34
立ち止まる、迷うといった感覚が長期に続くことはチーム全体の成長スピードを落とすだけでなく、メンバーにとっても辛く苦しいことである
P35
鬼速で前進を続けている限り、新たな課題が次々とやってくる。とくに私たちはフィンテックのベンチャー企業であり、先人が達したことがない未知の分野でチャレンジをしている。
P38
課題がないのは行動をしていない証拠」
P41
自分の行動を週に1回でも振り返る習慣がある人は現時点でかなりの成果を出しているはずである。それくらい振り返りの習慣を持つ人は
P388
のPDCAを回し続けるのは簡単ではない。自分の意志が弱いならルール化も必要だろ
P390
「改善・伸長」と「継続的な改善・伸長」は別物であることを留意すべきで
P421
最初に掲げた大PDCAのゴールがいかに壮大であっても、それらを小さなPDCAに分解できる。これらを回すことで、加速度的に目標に近づくことが
P446
思考が止まりそうなときは、「なぜ」か「どうやって」を自分に問えばいい
P464
そのときにすぐに上を向いて、歩みを続ける原動力になるのが
P465
人が不安や疑問を感じ、歩みを止めてしまう原因は3つしかない。 ・「自分はどこへ向かおうとしているのか?」(ゴールが見えない) ・「果たしていまの努力は意味があるのだろうか?」(道が見えない) ・「この方法のまま続けていていいのだろうか?」(手段が見え
P469
こうしたことが曖昧なままではモチベーションが上がるわけがない。ましてやその状態で大きな障害に出くわしたとき、それを乗り越えるだけのパワーは湧いてはこ
P477
そして、何回か障害を乗り越える経験をすれば、そのうち課題にぶつかることが楽しくなって
P481
むしろ障害物に遭遇したら前に進んでいることを確認できたと素直に喜べば
P502
PDCAを回すと自信が湧き、自信が湧くからPDCAを続けられるので
メモ好きだから出来て自信がつくのか、出来たから自信ついて好きになるのかの違い
P543
計画フェーズでは、まず最終的に到達したい山頂を決める。これをしないと何も始まらない。そしてそのゴールはできるだけ具体的である
P551
ゴールが遠すぎると「課題」が見えづらいこともある。そのときは明らかに課題だとわかっていることはさっさと着手し、わからないことについては仮説を立て、動きながら計画精度を上げていくことで
メモ行動しない言い訳として計画が出来ていないってなってることあるなーー
P564
このときのポイントはアクションからタスクへの具体化を、なるべく迅速に行うことだ。  例えば「持久力をつけないと」「経験者を探さないと」といったアクションの粒度でいくら
P566
ていても、日々の生活に追われていたり、単純に乗り気ではなかったりするのであれば、なかなか実行に移せない。ましてやゴールが1年後であればなおさらだ。  人は明確な基準が与えられない状況下では、常に「気楽さ」と「緊急性」の2つの基準だけで行動を決めてしまいがちだからで
P574
アクションがわかっているのにタスク化していないという理由だけでPDCAサイクルが遅れることは究極の無駄である。逆に言えば、ここを意識するだけでもPDCAサイクルはかなり速く回るようになると言って
P594
実行するときは自信満々で。検証するときは疑心暗鬼で。  これがPDCAの
P646
ステップ ① ゴールを定量化する(KGIの
P650
期日を切ること。定量化すること。そして適度に具体的なものに
P683
理想は1~3ヶ月後
P697
ステップ ② 現状とのギャップを
P736
ステップ ④ 課題を優先度づけして3つに
P741
選択肢をふるいにかけ、「やらないこと」を決めると同時に、「やること」について優先度づけを行う
P744
そのときに使う基準は3つある。  インパクト(効果)、時間、そして気軽
P747
そして最終的には3つの課題に絞り込み
P786
① インパクトのもっとも高いものを最低でもひとつ選ぶ ② インパクトが劣っても短い時間でできそうなものがあれば選ぶ ③ 同列の課題が並んでいたら、気軽さを基準にして
P834
毎日検証をする必要はないかもしれないが、ベタな方法ではあるものの、紙に書いてオフィスに貼り出したり、少なくとも毎日数字を追うくらいの、徹底した意識づけをはかり
P837
ステップ ⑥ KPIを達成する解決案を

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2021年05月02日

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