【感想・ネタバレ】組織力 ──宿す、紡ぐ、磨く、繋ぐのレビュー

あらすじ

経営の本質とは、一人ひとりでは突破できない難関を、みんなでなんとか切り抜けることにある。そのためには「組織力」を高めることが欠かせない。組織力を宿し、紡ぎ、磨き、繋ぐことで、人々ははじめて組織であり続けることができるのだ──。新入社員から役員まで、組織人なら知っておいて損はない組織論の世界。ビジネスの神髄を理論的に解説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

久しぶりに本読みました。
旧来の日本式の仕組みへの賛辞のように感じました。
現実の世界の組織の意思決定って、最適な選択肢を選ぶ、みたいな幼稚な意思決定は少ない。決定内容自体よりは、みんなの合意を得られるような決め方の方が、決定した後、スムーズに実行できる。意思決定は問題解決以外の決定もある。
本質的な問題をやり過ごして、目先の小さな決定を行う。(やり過ごしモード)
もしかすると、あるかもしれない本質的な問題を見過ごして決定する。(見過ごしモード)
勢いで決めるような不合理な決定もよくある。特に重大なものほどこうなる。こうしたケースでは、決定した後にその決定の合理性を補うような理由付けが行われる。
組織で必要なのは、仕事ができる人、ではなく、仕事を任せられる人。任せられる人は一朝一夕にはつくれない。上司はこれを見極めるために、部下を良く観察する必要がある。アフター5も重要‼️
日本的な仕事の報酬は賃金ではなく、次の仕事。より大きな、重要な仕事を任される。結果的に賃金は上がっていく。
最後の捕章は難しすぎて読むのを諦めました。
きれいな机上の理論ではない、生々しい現実を教えてくれる、感じがしました。ただ、全ての人には当てはまらないですねぇ。

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2020年05月16日

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