【感想・ネタバレ】ひつじの鍵のレビュー

あらすじ

金持ち学校に通う羊(よう)は、父のカード会社のコンシェルジュ・一色(いっしき)と知り合う。無理難題をさらっと叶えてみせた一色の魔法のような手腕と、彼が一瞬だけ見せた素の顔が忘れられず、その後も些細な用を作り出しては一色に頼み事を繰り返す。自分が心の底で何を望んでいるのかも分からないまま……。けれど本来一色に羊の頼みを聞く義理はなかった。振り回したことを反省する羊に、一色が仕事抜きで会おうと言い出して?

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

・年の差、体格差、身分差

お金持ちの男の子(受け)とその相手をする大人(攻め)
設定がもう既に好き。ありがとう。
安定して面白かった。安心して読める作品でした。

「受けが怪我をし、その心配をする攻め」というキュンキュン展開も大好き。ありがとう。

親友くんにも素敵な相手が見つかりますように。

0
2021年02月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ちょっと付き合い出すの早いなって思ったけど、
羊がかわいいし、いいかな。
一色さんも羊がただの高校生じゃなくて、色々抱えてて自分よりも家族を優先してることを知って、好きになったんだなあ。
イエスかノーか半分かシリーズ以外で、初めて一穂ミチ先生の作品を読んだけれど、読みやすくてちゃんとストーリーもあって好きだな。
また、他の作品も読んでみたい。

0
2023年03月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

持ち主も気づいていない心の扉と 誰が持っているか分からないその鍵。
裏表の無い羊と それを使い分ける一色。子供と大人。接点の無かったはずの二人が どんどん近づいていく。
打てば響くように会話がはずむのは楽しい。  

0
2017年02月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

▼あらすじ
金持ち学校に通う高校生の羊は、父親のカード会社のコンシェルジュ一色と知り合う。
どんな難題でも叶えてみせる彼に夢中になる羊だが……?

***

一穂ミチ先生の作品を読むのは『シュガーギルド』、『ステノグラフィカ』に続いてこれで3冊目です。シュガーギルドとステノグラフィカがかなり面白かったことと、絵師さんがあの“まおうさまシリーズ”で有名な山田2丁目先生という事もあり、期待して買ったのですが、実際に読んでみたところ、ちょっと期待し過ぎたかもしれないな…と思いました。

とりあえず良かった点を先に挙げますと、やっぱり文章はとても良かったです。
今回はある意味、今時のライトな作風で『シュガーギルド』や『ステノグラフィカ』と比べると明るく、読みやすい内容に仕上がっているのですが、それでも一穂先生特有の心にストンと落ちて来るような不思議なリズム感の文章や言葉選びのセンスの良さは相変わらず健在で、素直にああ…好きだな…と思いました。
また、特に良かったのが攻めと受けの言葉の応酬で、“台詞”ではなく生身の人間同士の“会話”に近いと言いますか、テンポ良く繰り広げられる軽快且つ自然なやり取りに何度もクスッとさせられ、こういった然り気ないところでリアリティを出せる一穂先生は流石だと思いました……が!

今回、何が一番残念だったかって、攻めと受けが早々にくっ付いてしまったこと!
しかもこれがまた唐突に両想いになった感が半端ないのです…。
羊が一色に惚れたのはまぁ分からなくもない。でも、一色は羊のどこに惚れたの?
いつの間にそんなに好きになったの?ってとにかく疑問に思ってしまうくらい理解出来なくて、これなら攻めの視点も書いてほしかったな、と思いました。
正直、羊に惚れるようなこれといった要素やエピソードは私には無かったように思えましたし、羊なんて見た目も中身も子供そのものだから、そこが可愛いっていうのは分かるとしても、ただそれだけで恋愛感情抱くかな…?と疑問に思うんですよね。まぁ、それだけで恋愛感情抱いているようにしか思えないから二人の関係が浅く思えてしまって納得出来てない訳なんですが…。

攻め自身、後半で「ちょっと急ぎ過ぎた」と言っていますが、まさにその通りで。
エロよりもストーリー重視派の私としては、えっちは一回で良いからくっ付くのはもっと最後の方でも良かったのになぁ…と凄く残念に思ってしまいました。
また、受けの親友で、幼い頃から受けに密かな恋心を抱いている和楽というキャラ出て来るのですが、個人的には和楽の方がずっと感情移入で出来るキャラで、和楽が受けに「好きだよ」と告白したシーンは心にズシッときました。
受けのどこに惚れたか分からない一色の告白よりも、受けの事をずっと傍で見守って来た和楽の告白の方がずっとずっと心に響きました。(これってどうなの…)
とにかく和楽が報われなさ過ぎて辛いので、スピンオフとかで幸せになってくれないかなぁ…うう…切ない……(;_;)

…とまぁ、色々言いましたが決して面白くなかった訳ではなく、攻めのオンオフの差の激しさは衝撃的でしたし、「こら」からの「会いたいぞ」発言のように、恋愛体質ではない攻めの口からちょいちょいキュンとするような台詞が出て来たりと思わず萌えてしまうようなシーンも沢山あったので楽しめたのは事実です。
ただ、やっぱり二人の関係をもう少しじっくり進めて煮詰めてほしかったというのが正直な感想なので、評価は★を1個減らして★4という事で…!(;>人<)

0
2020年03月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

先にスピンオフのアンティミテを読んでからこちらを読んでしまった。
どっちが好きかと言われたら・・・アンティミテかなぁ。
でも、こちらもおもしろかった。

母の再婚相手がメガネフレーム会社の社長で、結婚してからヒットをとばし急にお金持ちの息子になった。そのあとすぐ母が死亡。
義理の父と自分だけになった。義父は羊(よう)にとてもとてもよくしてくれ、関係は良好。だけど、とても忙しいので、広すぎるタワマンで独りぼっち。
母と二人暮らしの時は高校にいけるかどうか・・だったのに、今はお金持ちばかりの高校に通っている。
そんなとき、クレジット会社のコンシェルジュに世話になることがあり、一色と知り合う。
一色は「明日取引先の中国人の息子がどうしても欲しいというスイカミルクフレーバーのキャラメル千個を用意してほしい」という要望にしっかり応えた。
それどころか、彼らが乗る飛行機に955個を受託荷物の手続きをしてすでに乗せ、5個は飛行機内で食べられるように・・と直接手渡すという配慮まで。
羊はその完ぺきぶりに、「お金があったら何でもできるんだな」とちょっとあきれる。
が、空港で義父と別れてトイレにいくと、先ほどのコンシェルジュ、一色が顔を洗っていた。さっきは完ぺきなコンシェルジュだったのに、ちょっと砕けて人間味があるのをみてしまう。
一色は「口止め料ですよ」と羊の口にキャラメルをいれた。

羊は今の学校には行ったのは、中学まで友だちだった和楽が入学するから。
昔、ボロアパートに母と住んでいた時に同じ校区で小さいころから友だちだった。
和楽の祖父が日本画の大家で、父母とも絵描き。生粋の絵描き一家だったが、和楽自身は絵を描いて生計をたてようとは思っていない。
中学までは一般庶民と同じ暮らしを・・ということで公立中学だったが、高校からはこの両家の子息しか入れない学校に行く予定だった。
羊はある理由からそこに入れてほしい、和楽と同じ高校に行きたいと頼んで入れてもらった(もう、義父の事業が目まぐるしく成功して家のランクとしては入れた)
が、周りは生粋のお金持ち。話がなかなか合わない。
ちゃんと回りも分かっていて、でも羊をからかうこともなく、「庶民っぽいキャラ」という感じで扱われていた。
その感じがとても・・・しんどい。
よくわからないこのしんどい感覚になると、一色に無茶を言う電話をするようになった。
興味のないプレミアチケットを急に用意させたり、
レアでなかなか入手できないフィギュア(興味なし)を用意させたり・・
それをきっちりこなす一色。
ある時父が、うちのランクだとコンシェルジュは父の要望は聞いてくれるが家族からの要求までは聞いてもらえないという。
なぜ?一色はいままで自分のいう事をきいてくれていたんだ?
一色に問い詰めると、無茶をいう事で羊の気持ちがすむのであれば付き合っていただけ・・という。
それからちょっと一色は砕けた雰囲気に。
そして、会社の電話ではなく(こちらは全て録音されている)、個人的な電話番号を伝える。
羊は一色に会いたくて、いろいろ会う口実をつくる。

いっぽう、それを身近で見ている和楽。彼は羊が好きだった。
でも、そもそも羊がゲイやバイな訳はないと、告白もせずにいた。
一色にはその気持ちはばれていたが。

ある日、実の父親が羊のところに現れた。お金を工面してくれという。
もちろん、断ったが、しつこくつきまとう。
一緒にご飯をたべようとついていたが、薬をいれられたのか軟禁?誘拐?の状態になっていることにびっくりし・・・

本編?らしきものがおわってからは、
一色と羊がくっついた後の話がありまして(和楽の告白は最後のお話のなかにある)
ラブラブでよきですなぁ~って感じですかね。

この高校生の和楽が、大人になりキュレーターになって「アンティミテ」では主役としてでてくるんです。
羊に振られてからは、なかなかな生活だったようですよ。特定の人はつくらずにあちこち・・・って感じで?
それを知りながら読むと、和楽もつらいなぁ・・って思ってしまった。
先にアッチを読んだので、どっちかって言うと、和楽に感情移入してしまった

0
2025年11月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一色さんは、大人な計のような人だね。こんなキャラ好き。
羊も、可愛くていい。

でも☆3なのは、多分挿絵。
嫌いな絵柄じゃないのに、なぜか読みたいってワクワク感が薄くなっちゃう。
どこか、私とマッチしなかったんだろうなぁ。

0
2016年09月06日

「BL小説」ランキング