あらすじ
週刊文春の連載エッセイ「ツチヤの口車」をまとめた一冊。
「ぼっち席」「幸福に目もくれない生き方」「老人の生きる道」「善人になる方法」
「運転免許の更新」「住み心地の問題」「よくわからない野球解説」「矛盾との闘い方」など、
今日もツチヤ先生のまわりには、ひと筋縄ではいかない無理難題がいっぱい!
読めばたちまち問題解決するかも!?
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Posted by ブクログ
彼のエッセイ集にはまったのは、10年以上前。
ハタと追いかけるのをやめたのは、一度に読むものではないと気づいたから。
彼のエッセイは週刊誌のなかの連載記事だから面白いのであって、一冊丸々がこの調子だと、結構疲れるな、と。
久しぶりに読んだエッセイは、やはりそのテイストは全然変わっていなくて、ただ、以前より少し大人しくなったような…。
特に、くだらない会話で進む一連のエッセイは、ちゃんと哲学になっていて、もしかするとソクラテスの昔から、哲学は会話と相性がいいのかもしれない。
そのほか、SF風な展開のものがあったり、落語的な落ちがあったり。
あら、意外にもバラエティ豊かじゃないの。
でもまあ、いっぺんに読まなくてもいいな。
Posted by ブクログ
一つ一つが濃くて、コントのよう。
全体的におちゃらけているイメージだが
『取り返しのつかない失敗』
”百回本当のことを言っても一回嘘をついただけで「嘘つき」の烙印を押され…わずか一度の言動で信用はゼロになる。われわれは一度の言動によって評価され、それが一生つきまとう。それが人間の評価の仕方なのだ。”
今のデジタルタトゥーがそれだなぁ。。
お葬式が親族集合で楽しくて、次いつ会える?という子供の質問に
「このうちの誰かが死んだらだよ」
確かにそうだけれど。。
大草原の小さな家で、生きている間にお葬式をする女性の回があったけれど、確かに死なないと集まれないのって、なんだかなぁ。。