【感想・ネタバレ】土を喰う日々―わが精進十二ヵ月―のレビュー

あらすじ

著者は少年の頃、京都の禅寺で精進料理のつくり方を教えられた。畑で育てた季節の野菜を材料にして心のこもった惣菜をつくる――本書は、そうした昔の体験をもとに、著者自らが包丁を持ち、一年にわたって様様な料理を工夫してみせた、貴重なクッキング・ブックである。と同時に、香ばしい土の匂いを忘れてしまった日本人の食生活の荒廃を悲しむ、異色の味覚エッセーでもある――。 ※新潮文庫に掲載の写真は、電子版には収録しておりません。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 水上勉さんは少年の頃、京都の禅寺で精進料理を教えられたそうです。精進とは「さらによくしろ」。その体験を元に、一年にわたって様々な料理を紹介されています。「土を喰う(くらう)日々」、わが精進十二ヵ月、昭和57年8月発行。高野豆腐と大根の一夜漬けが無性に食べたくなりましたw。人間は口に入れる食べ物の味覚の他に、暦の引き出しがあって、その思い出を同時に噛みしめる。はい、そんな時が間々あります!

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2023年12月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

若狭で生まれ禅寺に入り9歳から精進料理を作り始めた著者。軽井沢に居を構え、季節の恵みを工夫を凝らして料理し命をつなぐ。一つ一つの料理にまつわる記憶。移ろいゆく四季の幸、土の香りの溢れた料理の記録。

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2023年10月28日

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