【感想・ネタバレ】「言葉にできる」は武器になる。のレビュー

あらすじ

人を動かすために「心地いい言葉」はいらない! 自分の思いをどうやって「言葉」にして「伝える」か? 人の心を動かす「表現」には秘密があるのか? 「うまく自分の言葉で話せない」「人の心に刺さる表現力を身につけたい」――志や思い、自分のなかにあるビジョンを言語化するために何をすればよいのか? そんな悩みを抱えている全ての人に、いま注目のコピーライターが独自の手法をわかりやすく開示する、人の心を動かす言葉の法則。
人は、その言葉の中に自分の思いを発見したときに心を動かされるのであり、技巧を凝らした表現などいらない。自身が手がけた広告コピー、古今東西の有名事例を、「メッセージとしての明確性」「そこにいかに自分を投影するか」「伝えたい想いをいかに生み出すか」という視点から分解、「意志を言葉に込める技術」を解説する。

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話ベタだったり、人にうまく伝えることに自信のない人におすすめの1冊である。著者の言う「言葉にできなかったり、うまく言えないのは、言葉にできるほど考えていないからである」という件があるが確かにその通りだと思う。「頭の中で考えているだけでは本当に考えていることにはならない」と人に伝えるということはトレーニングが必要だと・・「まずは自分の中にある課題を設定し書き出してみる」とある書き出すことで頭の中が整理され、必要なものとそうでもないものを分類することができる。昨今ネット現代社会では他者と議論するなどの風潮ではなく会話というトレーニングの機会が減ったことにより「人に伝える」ということに不安をもっている人も増えたと思う。まずは「自分との対話」が大切で「頭の中に浮かんでは消える言葉を捕まえる」習慣を身に付けることそしてその言葉を「可視化すること」で思考が磨かれていく。考えることのトレーニングの大切さを教えてくれる名著である。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「内なる言葉」
たしかに悩んでいる時、悶々と頭の中で考え続けていることが多いので、今後は書き出すことを習慣にしようと思った。

本書を読んでから「内なる言葉」を日々の生活で意識するようになった。
そうすると、いかに自分が日々頭の中で言葉を発しているか、無意識にそんなこと考えてたんだと思うことが増えました。

後半の日本語のチョイスや断言、相手に伝わるか?は仕事でお客様にメールを送る時に無意識で実行していたことでした。
ただ、無意識だったので改めて重要性を再確認できた良い内容でした。

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2025年03月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人に何かを「伝える」ことや「言語化」が苦手でSNSの投稿で気になり、この本を購入しました。

大前提にあるのが、「理解してないことは、言語化できない」という事。
映画の感想を伝えたり、会議の議事録を書く場合も、映画や会議の全容を理解していないと、言語化することが出来ない。それと同じで自分自身を理解していないと、言語化する事が出来ないという事。

言語化における第一歩は「内なる声」に気づく事。
次にその声に対して、考えを「進める」「深める」「戻す」事を行い、考え方に「奥行き」と「幅」を持たせていく。

脳を「考える」「記憶」の2つの機能に分けると、
考えが上手くまとまらない場合は、「記憶」を何度も思い出しているだけの場合が多い。紙に自分の考えを書き出して、脳に「考える余白」を作る事が大事。

この本を通して、1番思ったのが、自分が自分自身を理解出来てないこと。
自分の心の声に耳を傾け、色々な経験をして自分が何を考えるかを、見落とさず生きて行きたいと思った。また、自分の事について考える時間を殆ど取れていないと思ったので、意識して数分ずつからでも定期的な時間を作っていきたいと思った。
また、よく考え事をするけど、整理できてなく、いざ説明しようとしても出来ないって場面が多いので、そういう場合は一度「書き出し」て整理してみようと思った。

言語化について最初の本として良かった。
そんな簡単に言語化ってやっぱり上手くなるもんじゃないよな...笑

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2025年03月15日

ネタバレ 購入済み

なるほどと感じた

言葉にできないのは考えていないのと同じ
とゆうことにぐさっときた。
内なる言葉を外なる言葉へ変換していくことの難しさ、大変さを感じた。
本を通して厚みのある言葉を発せられるようにしたいとおもう。

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2019年12月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

表現手法以前に「言いたいこと」を育てる。思考量、本気度、真剣さ、使命感。セレンディピティとは計画的偶然性。複眼思考、「君の立場では君が正しい。僕の立場では僕が正しい。」。常識の壁・仕事モードの壁・専門性の壁・時間の壁・前例の壁・苦手意識の壁、という6の壁からの脱却。変化とは古い習慣を新しい習慣へ置き変えること。とにかく書き出す。「なぜ?それで?本当に?」。抽象度を上下。反復、ギャップ、断言。文章の前に「あなたに、伝えたいことが、ある」を付加。「◯◯って△△だ」に真逆の言葉を入れて新たな意味、文脈を作る。

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2025年10月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・伝わり方のレベル
不理解、誤解→理解→納得→共感、共鳴
・内なる言葉と外に向かう言葉
・思考を深める思考サイクル
1.アウトプット
ー頭にあることを書き出す
2.連想と深化
ーT字型思考法で考えを深める
3.グルーピング
ー同じ仲間を分類する
4.視点の拡張
ー足りない箇所に気付き、埋める
5.客観性の確保
ー時間を置いてきちんと寝かせる
6.逆転の発想
ー真逆を考える
7.複眼思考
ー違う人の視点から考える

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2025年08月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「言葉が意見を伝える道具であるならば、まず、意見を育てる必要がある。」
綺麗な言葉、相手にとって耳障りのいい言葉を紡いだところで小手先の技術に過ぎない。
自分がその時どう感じてどう考えたのか。
外に向かう言葉だけでなく、内なる言葉に目を向けることの大切さを学びました。

また、頭の中で考えるだけでなく書き出すこと。
真逆を考える逆転の発想や比喩を使ったり、少し工夫するだけで、自分の言葉にすることが出来る。

自分の可能性を狭めているのは、いつだって自分!

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2025年09月19日

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