あらすじ
「SIビジネスはなくなってしまうのでしょうか?」これまでと同じやり方では,収益を維持・拡大することは難しくなるでしょう。しかし,工夫次第では,SIを魅力的なビジネスに再生させることができます。その戦略とシナリオを,豊富な図解と事例とともに集大成しました。これからのビジネスを読み解くうえで不可欠なトレンド,ビジネスモデル,グローバル戦略,プライシング戦略,人材育成戦略,そして新規事業の進め方までがこれ1冊でわかります。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
前半の状況認識は斎藤さんの前著「システムインテグレーション崩壊」と同じ。どちらかというと、そういう前提のもと、SIerにはどういうオプションがあるのかを具体的に示している。細かくはいくつかあるが、結局のところ1)顧客密着で事業ニーズに合ったシステムを開発する、2)特定の部分に特化した開発をする、3)クラウド活用に係る様々なコンサルティング&ソリューションを展開する、4)プラットフォーマーになるに整理できて、4)のプラットフォーマーは資金力の問題で難しいという結論だったと思う。いずれにせよ、特定分野のソリューションを除けば、クラウド、オープン化、アジャイル開発は前提のようだ。そして、これらの技術の特徴は、常に進化していること。今知っている技術が明日には陳腐化しているかもしれない。そういう意味で、常に情報に敏感でどん欲に知識とスキルを吸収するマインドが無いとやっていけない。受け身の姿勢では何もできないということかな。厳しい時代になってきました。